さっちゃんも、ブライアンのプールに行きました。I'll follow you wherever you may go!
top page⇒うぇ〜ん!『共犯新聞』♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To DieROCK★ ロック パラパラ・・・偏 愛書物★Book Oh ! うめぇ〜♪グルメとは、肉体共犯!好 物 ★Gourmet やっぱ、映画館で観たい♪映画★Movie Artとは、ニューヨークのホイットニー美術館から、大阪の乙画廊まで、どこでもドアの奥で、今夜、パーティが2時から開かれる!美術★Art
moto_kubo@hotmail.com
Union or Unison ? No, Crimson !
キング・クリムゾン札幌ライブ2018年12月2日(日)6Pm〜8:53Pm

text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2018年12月4日 火曜日 4:41Am)

去年、2017年1月31日にキング・クリムゾンの初期のボーカル&ベースの
John Wetton は、 Robert Fripp の旧友。ジョ ン・ウェットンが死んだ時、私は『共犯新聞』に、

うぇ〜ん!ロック史上、もっとも重要な人物は、Is war over?ジョン・レノンでも、今夜全く私の状況に被った歌に思えた。ボブ・ディランでもな く、ロバート・フリップ(Robert Fripp、1946年5月16日〜)ロバート・フリップだ。

と、書き、その理由を、

うぇ〜ん!ロックって一番遠くまで行くゲームだと思う。レノンやディランよりも、ロバート・フリップは遠くへ行ったんじゃないか な?しかも、言葉を使わずに。
レノンやディラン程度だったら、私にもできるけれど、ロバート・フリップは、ちょっと(今は)無理。テクニックの問題じゃなくね(笑)。

と、書いたのはロック史に残る重要発言だったが、まったく話題にも注目もされなかった。歴史とは、そーゆーものなのだ。

そのロバート・フリップ先生が札幌まで、のこ&のこと、やって来る。しかも沼田町議会12月『定例議会』を避け、さらに、私のために日曜日に。
そりゃぁー、ロックのカミサマに義理がある私は、行かねばなるまい。
それでも即決はせずに(=できずに?)、ギリ&ギリまでチケットを買わなかったので、さぞやロバート・フリップ先生も気をもんだことだろう。
11月19日(月)に私は、よーやく
ロック史上、もっとも重要な人物は、ジョン・レノンでも、ボブ・ディランでもなく、ロバート・フリップだ。前売り券を買った

1:03Am
ワインの次は、日本酒。
ススキノ『炉端レプンカムイ』、日本酒。
そして、いよ&いよライブが始まった。
会場は、2018年10月7日にオープンしたばかりで、
絶賛オープン・セレモニー中の最新型コンサート・ホール『札幌文化芸術劇場 hitaru』。

観客のほとんどが、おじさん。
しかも、ロック少年臭ゼロな、ふつーのおじさんばっか。
たまぁ〜に、LP『太陽と戦慄』のジャケTをおされに着こなす中年予備軍の細身&黒髪&長髪くんや、
LPファーストTを着た子供がいるが、その子供も「子」ではなく「孫」(笑&がくっ。)臭ぷんぷん。
観客席だけで判断すれば、クラッシック・コンサートと言われれば、そんな感じ。

何の根拠もないが、すべてのロック・コンサートの中で、観客の高学歴率と高所得率がもっとも高い感じ。
その2つをロックは否定してきたのだが、どーも、今のところは、そこ、のよーだ。

それでも、不思議な連帯感が会場全体を覆っている。
それって、SS席2万円、S席1万6千円を高額とは思わない連帯感か?
さらに、
メンバー全員の直筆サイン入りパンフレット+グッズ・セット=2万円が飛ぶように売れるグッズ会場の雰囲気?

それもあるだろう(微苦笑)。
でも、最大の連帯感の根拠は、あの1970年代に畳の勉強部屋で、ひとり、無駄に伸ばした髪で、うつむきながら、
爆音でキング・クリムゾンを聴いていた中学生、高校生が、こうして約束の地に集合した、とゆー切実さからだろう。

先行受付限定!ピクチャー仕様チケット!

セット・リストの決め方は、ロッキング・オンのホーム ページによれば、
トニー・レヴィンによると、
「どういう曲をやるかは、基本的にロバートが当日の朝に決めるんだよ。
しかも40曲から50曲くらいのうちから選んでいくわけで」
らしい。
特に今回の全国横断中の来日全15公演セット・リストは、変幻自在すぎて予想不可能!
セトリ自体が、まさにエンターティンメント。
そんな中でも、札幌ライブが究極の選曲だ♪と、他の日に行った連中がうらやましがっているよーだ(笑)。

昨日は何をやったのか?とクリムゾンから目が離せない状態が、12月21日まで続くのか……?
ライブの当日に公式サイトで公開された札幌のセット・リスト。右下の「S」「A」「P」「Po」「R」 「O」が、かわゆい♪
下記に久保AB-ST元宏が、分かりやすく書いてあげよう。


第1部
01. Drumsons Go Fishing
Hell Hounds Of Krim

02. Larks' Tongues in Aspic Part I
太陽と戦慄 パートT
LP『太陽と戦慄』 - Larks' Tongues in Aspic (1973年)より

03.
Neurotica
ニューロティカ
LP『ビート』 - Beat (1982年)より

--------------------

court suite
宮殿組曲

04. Moonchild
including
The Dream and The Illusion
ムーンチャイルド
LP『クリムゾン・キングの宮殿』 - In the Court of the Crimson King (1969年)より

05. Cadence and Cascade
ケイデンスとカスケイド
LP『ポセイドンのめざめ』 - In the Wake of Poseidon (1970年)より

06. The Court of the Crimson King
including
The Return Of The Fire Witch and The Dance Of The Puppets
クリムゾン・キングの宮殿
LP『クリムゾン・キングの宮殿』 - In the Court of the Crimson King (1969年)より

--------------------

07. Fallen Angel
堕落天使
LP『レッド』 - Red (1974年)より

08. Larks' Tongues in Aspic, Part U
太陽と戦慄 パートU
LP『太陽と戦慄』 - Larks' Tongues in Aspic (1973年)より

--------------------

09. The Letters
レターズ
LP『アイランズ』 - Islands (1971年)より


  10. Indiscipline
インディシプリン
LP『ディシプリン』 - Discipline (1981年)より

 11. Discipline
ディシプリン
LP『ディシプリン』 - Discipline (1981年)より




第2部
12. Drumsons Go Skiing
Devil Dogs of Tessellation Row

13. Peace - An End
平和/終章
LP『ポセイドンのめざめ』 - In the Wake of Poseidon (1970年)より

14. One More Red Nightmare
再び赤い悪夢
LP『レッド』 - Red (1974年)より

 15. Red
レッド
LP『レッド』 - Red (1974年)より

--------------------

16. Epitaph
including
March For No Reason and Tomorrow And Tomorrow
エピタフ(墓碑銘)
LP『クリムゾン・キングの宮殿』 - In the Court of the Crimson King (1969年)より

17. Easy Money
イージー・マネー
LP『太陽と戦慄』 - Larks' Tongues in Aspic (1973年)より

--------------------

radical suite
過激組曲

18. Radical Action (to Unseat The Hold of Monkey Mind)
  ラディカル・アクション(トゥ・アンシート・ザ・ホールド・オブ・モンキー・マインド)
『ラディカル・アクション〜ライブ・イン・ジャパン』 - Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (2016年)より

straight in

19. Meltdown
メルトダウン
アルバム『メルトダウン〜ライヴ・イン・メキシコ』 - Meltdown: Live In Mexico (3CD+Blu-Ray) (2018年)より

20. Radical Action II
ラディカル・アクションU
『ラディカル・アクション〜ライブ・イン・ジャパン』 - Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (2016年)より

21. Level Five
レヴェル5
アルバム『ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ』 - The Power to Believe (2003年)より

--------------------

22. Starless
スターレス
LP『レッド』 - Red (1974年)より

===========

アンコール
23. 21st Century Schizoid Man
including
Mirrors
21世紀の精神異常者
LP『クリムゾン・キングの宮殿』 - In the Court of the Crimson King (1969年)より



他のライブ会場では、

Larks' Tongues in Aspic Part IV
太陽と戦慄パートIV
アルバム『ザ・コンストラクション・オブ・ライト』 - The ConstruKction of Light (2000年)より

とか、

Sailor's Tale
船乗りの話
LP『アイランズ』 - Islands (1971年)より

とかもやったよーで、ぜんぶは聴けないのは分かっていても、うらやましい(笑)。

第1部や第2部の冒頭の1曲目は、3ドラムスの共演で幕が開く。
ライブ会場ごとに、
「DRUMSONS GO EAST」とか「DRUMSONS REORIENT」とか「DRUMSONS SET THE EARTH SHAKING」とか、
曲名も代わるが、それがその日、そのコーナーのテーマだ、と、とらえてもいいのだろう。
ただし、その意味を観客が把握するのは、ライブ後にセット・リストの曲名を知ってから聴き返す機会があってからだ。
札幌ライブでは、第1部「Drumsons Go Fishing」、第2部「Drumsons Go Skiing」だが、
それぞれ、「ドラ息子たち、釣りへ行く」、「ドラ息子たち、スキーへ行く」だから、
フリップ先生の北海道イメージが分かって、なんだか、このタイトルを知っただけでも、うれしい私。
あと、上記でつい「ドラ息子たち」と共犯意訳した私だが、
72歳のフリップ先生にとっては55歳〜63歳の3人のドラマーは、やんちゃな息子たちな存在なのだろう。
確かに、彼らのプレイのやりとりと、上から時には嬉しそうに微笑みながら見ているフリップ先生にとっては、
「Drumsons」 =「ドラ息子」なのだ。間違いない。

本編ラストの「スターレス」後半で加速する時に、LPではふつーの加速なのだが、
ギャヴィン・ハリソンが主導権を握ると、つまづきな がら加速するとゆー、ひねくれたドラミングを味わさせてくれる。
彼は、音の数を無限に微分化できる知性と、それを同じサイズで表現できる肉体の両立とゆー特権的ドラマーだ。

さらに、こーゆー言い方もできる。
キング・クリムゾンが「完成」した
LP『レッド』(1974年)のドラマー=ドラマーは、オクトパス・ガーデンに住んでいる?ビル・ブラッフォードは、
まるで手が6本、足も6本あるよーな超絶テクニックだったが、
現キング・クリムゾンはドラマーを3人にすることに よって、ほんとーに、「手が6本、足も6本」になった。

また、4曲目「ムーン・チャイルド」は、ボーカルの冒頭の「Call her moonchild♪」が聴こえなかった。
ボーカリストの口は動いていたので、PAのミスかもしれない。

それでも、会場はクラッシック向けに新しくできた最新の音響設備が売りなので、「音の良さ」の確認も楽しみだったが、
確かに「音の粒」が聴き分けることができた。
ただ、その「音の粒」は前面の3人のドラマーがメインで、後段の5人の音は平面的で、
ロバート・フリップ先生の暴力的な
ギ ターが大好物な私には、もの足りなかった。
そも&そも、かつてのロック・コンサートは終わると耳がキーーーンと鳴り、数日は耳鳴りがするほどの爆音だった。
それが、ほど良い(?)大きな音が、端正に整理されている。
キング・クリムゾンのキラー・フレーズ「Confusion will be my epitaph=混沌が我が墓碑銘」に代表されるように、
混沌を表現するためのバンドが、整理された音で提出される。
実は、それもまた、あまりにもキング・クリムゾン的だ。
たとえば、一見、インプロビゼーションやアドリブのような、楽譜が無いような演奏だが、
それがあり得ないほど緻密に計算&準備されている。
今回のライブは特に3つのドラムスの連携に、それが表現されている。
混沌を表現するための、高度な整理。←これが、キング・クリムゾンであり、ロバート・フリップ先生のやり方だ。

来日に合わせて2018年10月24日に発売された、
『メルトダウン〜ライヴ・イン・メキシコ(チケットホルダー付き) [Blu-ray]』のamazon評にディシプリンさんが、

5つ星のうち4.0
かつての狂気は無く安定した演奏
2018年11月6日
オールタイムベストという選曲ですが、
70年代の演奏に感じられた狂気や、
90年代の意味不明 の迫力とは違う安定し た演奏が聴けます。好みはわかれるかな。

と、投稿していたが、まったく、そのとーり。
フリップ先生は「安定」と交換に手ばなした「狂気」&「意味不明の迫力」をおぎなうために、
ドラムス3台、しかも最前面を「発明」されたのだろう。
確かにそれは大成功していて、ライブでは視覚的にも3人のドラマーのエンターテイメントぶりは、たいしたもんだった。
おそらく私を含む多くの観客は、かつてはフリップ先生の左指を追っていたのに、今回はドラマーを追っていたと思う。

またしても、3は魔法の言葉。

さて、この手法を手に入れたキング・クリムゾンの今回のセット・リストは何を意味するのだろうか?
来年で結成50周年になるキング・クリムゾンが、
もしセックス・ピストルズのよーに、アルバム1枚で解散していたのなら?
ってゆーセット・リストだ、と私は想う。

で、フリップ先生は、つねにそれを考えているのではないだろうか?
てか、いまだにキング・クリムゾンを続けている理由のよーなものは、それではないだろうか。
つまり、すべてやりつくしてしまった後、その全体を整理する作業が、
「もしセックス・ピストルズのよーに、アルバム1枚で解散していたのなら?」とゆー、
究極の交響曲としての3時間の一夜のライブを何度も試しているのが、ここ最近の多忙なツアー活動ではないのか?
だから、今回のジャパン・ツアーでも、毎日、セット・リストが変わるし、
日によっては、ファンの中ではそれほど評価が高くはないLP『リザード』(1970年)収録の組曲まで(?)やっている。
2:37Am
寝に来た元ロック少年たち。
『デリンジャー』でクリムゾンの予習。
2:38Am
先生と予習。
去年のライブは、今年と同じ編成。
3:10Am
夜明けのチュー。
カモンちゃん、また2年後ぐらいに。
9:58Am
映画を1本、観れない時間ー。
おはよー。2日酔い?
10:47Am
酒が消えてゆく?
シャワーをあびて、リセット。
11:04Am
分かりました。もう利用しません。
駐車料金1泊で4500円は高過ぎだぞ。
11:45Am〜2:00Pm
そのまま。
映画『華氏119』は、事実という銃弾。
2:01Pm
平岸のプールは、地震で破壊された。
映画館で待ち合わせて、一緒に1本。
2:05Am〜3:30Pm
映画でしかできない映画。
映画『斬、』は『野火』から非武装中立。
4:09Pm
この日は、この1食のみ。
『トレジャー』で、野菜スープ・カレー。
4:50Pm
リアム・ギャラガーに、よろしく。
『プリティ・グリーン』で試着し、買わず。
5:17Pm
ギラギラ。
キング・クリムゾンの会場に到着。
5:17Pm
おじさんと、おじさん。
ここが、入り口♪
8:51Pm
21世紀の。
ライブが終わり、ベーシストのトニー・レヴィンがカメラを持つのを合図に撮影が許可され、観客が一斉に 撮影。


ステージ上段=後段の右から、
ロバート・フリップ先生 Robert Fripp – ギター (1968年– ) 1946年5月16日生まれ、72歳
最初にスーツを着て登場し、おじぎをしてから上着をステージそでのスタッフへ投げる。そこだけ(!)が動 的(笑)。

ジャッコ・ジャクスジク Jakko Jakszyk – ボーカル/ギター (2013年– ) 1958年6月8日生まれ、60歳
10曲目の「インディシプリン」の最後のキメのシャウトを原曲の「I like it !」ではなく、「お前と脳味噌のところで裏返し。い いね!」と するサービスも(笑)。

 ビル・リーフリン Bill Rieflin – キーボード (2013年– ) 1960年9月30日生まれ、58歳
上段の中央で無表情メガネ顔。とりたてて超絶技巧プレイをするわけではない が、インテリ医師(?)なバンドのカラーにぴったり。
アルバム『ラディカル・アクション』では3ドラマーのセンターだったのだが、彼では3人の個性が近すぎるので、パワフルなジェレミー・ステーシーを加えた のだろう。


トニー・レヴィン Tony Levin – ベース、スティック (1981年–1984年、1994年–1998年、2003年–) 1946年6月6日生まれ、72歳
あの(?)野口五郎のツアーやライブ盤で来日もしていた(笑)。ルー・リードの超名盤『ベルリン』にも参 加。

メル・コリンズ Mel Collins – サクソフォーン (1970年–1972年、2013年– ) 1947年9月5日生まれ、71歳
伝説のLP『ポセイドンのめざめ』や、『レッド』にも参加しているレジェンド。ステージ・アクションが、 ロックぽかった(笑)。
ライブ冒頭の「太陽と戦慄 パート1」中盤で、コリンズはヘンリー・マンシーニ「子象の行進」「君が代」を折り込んだフルート・ソロを披露(微苦笑)。




ステージ下段=前面の右から、
ギャヴィン・ハリソン Gavin Harrison – ドラムス (2007年– ) 1963年5月28日生まれ、55歳

技巧派。

ジェレミー・ステーシー Jeremy Stacey – ドラムス (サポート2016年、正規2017年– ) 1963年9月27日、55歳
黒い山高帽をかぶったとこまでジョン・ボーナムに似たパワフルで重いドラミング。ノエル・ギャラガーズ・ ハイ・フライング・バーズのメンバー。

パット・マステロット Pat Mastelotto – ドラムス (1994年– )1955年9月10日生まれ、63歳
知的。

と、ドラマーの個性が明らかに分かるのもエンターテイメントの内とは言え、おもしろいし、この組み合わせにしたフリップ先生、さすがだ。


8:52Pm
恐竜たちの午後。
ロック・ミュージシャンとゆーよか、巨大総合病院の医師と事務長(=フリップ先生?)ってなルックの皆さ ま方。
で、「もしセックス・ピストルズ のよーに、アルバム1枚で解散していたのなら?」とゆー、解答(?)は?
それは、限りなく、
バイブル・ブラックを歌い上げた理由。『Red - レッド』 (1974年)に近いと私は想う。
今回の札幌ライブでも、『レッド』からは全5曲中、「神の導き - Providence」以外の4曲をやったし。

そして、『レッド』のひな形は、
デビュー・アルバム
猫がいる。『クリムゾン・キングの宮殿』だし、
てか、キング・クリムゾンのすべての作品のひな形が『クリムゾン・キングの宮殿』だ。
さらに言えば、その最初の1曲目の「21世紀の精神異常者」がひな形だ。
そーゆー意味では、キング・クリムゾンは最初から完成されていた。

少し微分すれば、キング・クリムゾンは『クリムゾン・キングの宮殿』の中の、
混沌狂気の「21世紀の精神異常者」〜内省抒情の「エピタフ」の間にすべての表現が含まれ ている。

そして、フリップ先生は、
混沌狂気内省抒情、をコントロールした(≒しようとした)。

その時にフリップ先生が使ったのが、すべてのプレイヤーが同じフレーズを速弾きするユニゾンだった。
この作業により、ユニオン=バンド の一体感は、疾走とともに加速した。

そこに無かったものは、他者の肉体と してのチャンス・オペレーションだっ た。
それにフリップ先生が出会ったのが、
リズムが支配している狂気なのか?『Larks' Tongues in Aspic - 太陽と戦慄』(1973年)においての、
アヴァンギャルド・ジャズのパーカッション奏者=ジェイミー・ミューアーだった。


この新鮮さをジェイミー・ミューアー個人の個性にたよらないのが、フリップ先生のすごくて冷徹なところ だ。
それは大企業の経営者が、天才的な社員を生かさずに、その社員の素質を会社の運営に取り入れることに似ている。
なんとフリップ先生はジェイミー・ミューアーの野 生をシステム化する。
それが、プレイヤー各自が微妙に異なるフレーズを ループすることにより、
ユニゾンよりも複雑なグルーヴが生まれる
手法だ。
それは、トレースしながら同心円をずらして描く美しい幾何学模様だ。
それを取得したのが、『レッド』だったのだが、そこではメンバーが3人とゆー究極の少人数だったのだが、
1990年代ダブルトリオ期(1994年〜2000年)にギター、ドラム、スティック(10弦ベース)が2人づつの大編制となり、
さらに『レッド』の方向を広げ、2013年以降から今回のジャパン・ツアーにつながるトリプル・ドラム期に入る。

そしてフリップ先生が『レッド』で取得したもうひとつの手法が、
ギターによるストロークとカッティングの快楽だ。
それって旧来型のロック原始人(?)、たとえばキース・リチャーズや久保AB-ST元宏のそれだが、
『レッド』発表から3年後の1977年にパンクやニューウェーヴが始まる先駆けとなったと見れば分かりやすい。
たとえば、ウルトラヴォックス「ニュー・ヨーロピアンズ」(1980年)の印象的なイントロのギターの先祖が、
『レッド』であると考えるのは自然だと私は想うのだ。

で、このストローク&カッティングの快楽は、今回のジャパン・ツアーではトリプル・ドラムが役割を担っていた。
そこも、フリップ先生のイノヴェーションぶりだ。

さて、ユニゾン、野生のシステム化、ストロークとカッティングの快楽を『レッド』の手法の先に完成させたのが、
アルバム『スラック』 - Thrak (1995年)でのメタル・クリムゾンだ。
確かにこの時期の得体のしれないパワーの放射ぶりはロックの完成形のようで魅力的だ。
その手法の中心はループによるグルーヴの構築だが、
収録曲「セックス、スリープ、イート、ドリンク、ドリーム」の曲名のように、安易で頭の悪いループ思想臭がする。
実は、
『スラック』内ボーカル曲の作詞はエイドリアン・ブリューが担当しているのだ。がくっ。
実は私は、エイドリアン・ブリューのニヤニヤ顔が苦手だ。
私が
Robert Frippは、ボウイを「ヒーローズ」で追悼した。デヴィッド・ボウイの1983年10月の来日ライブに行かな かった理由のひとつも、彼の顔だ。

それはフリップ先生も同じだったようで(?)、ブリューと何度かケンカ別れをすることになる。
その対価(?)として、フリップ先生は歌詞の重要性に気が付いた、のだと私は期待を込めて、そー想う。
確かに、キング・クリムゾンのほとんど唯一の弱点は、歌詞だった。と、想う。
『クリムゾン・キングの宮殿』の時代から意味深であったり、抒情的な歌詞にファンは多いが、
あまりにも少女趣味でもある。
そこがフリップ先生が、初期のLP『アイランズ』まで作詞を担当したピート・シンフィールドを切る理由だったのでは?
かと言って、名盤『レッド』で印象的な作詞をしたリチャード・パーマー・ジェイムスも、
その後、1970年代中盤のディスコ・ブームでB級デスコ・ソングで荒稼ぎをした程度の男だ。
つまり、フリップ先生にとっての歌詞は、ある程度、バカでも分かるムード的なものでいいのかもしれない。
だから弱点なんだけど。

で、今回のジャパン・ツアーではピート・シンフィールド作詞の曲が多くセット・リストに入っている。
それは一周回って、フリップ先生がピートの言葉を相対的に把握し、再解釈し直したからなのではないだろうか?

また、今回のジャパン・ツアーでは「太陽と戦慄」が冒頭の曲であったり、セット・リスト全体の構成を成す重要な曲だ。
「太陽と戦慄」はピート・シンフィールドをクビにした直後のアルバムであることも見逃せない。
「太陽と戦慄」のパート1と2は1973年、5枚目のLP『Larks' Tongues In Aspic(「太陽と戦慄」)』に収録。
パート3は1984年の10枚目『Three of A Perfect Pair』に収録。
パート4はY2Kクリムゾンと言われる第6期キング・クリムゾンが2000年の12枚目『The ConstruKction Of Light』収録。
そして事実上のパート5である「Level Five」は、2003年の13枚目『The Power To Believe』収録。

その全曲が、今回のツアーではセット・リストに散りばめられているのだ。
8:53Pm
フリップ・ギターのカメラ、カメラ、カメラ!
ロバート・フリップ先生も客席を撮影。
8:53Pm
進化の過程。
さよなら、フリップ先生。
8:54Pm
腹いっぱいクリムゾン。
大満足の音楽一家。
8:56Pm
20世紀の。
無料グッズ(?)のクリムゾンお面。
0:25Am
エピタフではなく、エチオペア。
帰宅して、エチオピアのコーヒー。
つまり、今回のジャパン・ツアーが示したフリップ先生の意図は、
キング・クリムゾンが「もしセックス・ピストルズのよーに、アルバム1枚で解散していたのなら?」、
『レッド』をベースに、
ピート・シンフィールド の歌詞が臭くならないよーに、「太 陽と戦慄」のチャンス・オペレーションを導入する。
であると、『共犯新聞』は結論。






札幌ライブの直後、キング・クリムゾンのトニー・レヴィンは、自身の公式サイトでロード・ダイアリーを 更新。
12月2日(日)に札幌文化芸術劇場hitaruにて行われたキング・クリムゾンのコンサートの様子を、写真付きで紹介している。
下記をクリックして、ぜひ、
★赤い眼球を、赤いタンバリンに捧げよう。見てみそ。

Meltdown Tour札幌でのリハーサルで、フリップ先生に旧友メル・コリンズが話しかける。Sapporo Show

バック・ステージ中心の写真は、ほっこり♪していてバ ンドがいいムードの状態にあることがよく分かる。
メンバーが漢字の表記に興味を持ったり、巨大なエレベーターに「エレファント用か?」とクリムゾン的コメントをしたりしているし、
彼らが
よいやさ!サッポロ★ビールを呑んでいたの も、うれしい♪
トニーは写真集を出すなど、フォト
「あーいいですね、癒し系ですね」グラファーとしても活躍している。
今回のツアーでトニーがカメラを客席に向けた瞬間から、観客も撮影が許可される、とゆーオトナな対応も好感度アップだす。
クボサン、オイソガシーノニ、キテクレテ、アリガトゴザンスマス。

トニーが撮影した、フリップ先生が、 わざわざ
うぇ〜ん!久保AB-ST元宏だけに、おじぎをしたところ♪






俺はギターを鏡に投げ込んだ♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To Dieロック◎Rock PANTA 芦別ディラン2016ライブ(更新日;2016年7月20日)

俳句は、パンク。今日の一句
寂寞(じゃくまく)の冬を終わら す締め太鼓
うぇ〜ん!久保AB-ST元宏(1997年3月)
真逆の方向から、ここで交差する白髪の音楽おじさん2人。がくっ。

2018年12月2日(日)5:22Pm キング・クリムゾン札幌ライブ会場の入り口。
The wall on which the prophets wrote !

★日付をクリックすると、♪好きな時代に行けるわっ♪あん♪アン♪歴史から飛び出 せ!
たとえば→12月8の歴史
夕方の公衆電話ボックスの方へ。
Don't Let うぇ〜ん!Me Down !


ユニオン、ユニゾン、クリムゾン





俺はギターを鏡に投げ込んだ♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To DieROCK◎ロック 共犯意訳ジョ ン・レノン「アウト・ザ・ブルー」(更新日;2015年4月20日)

・・・それは、翻訳としてのダンス音楽。




Jazzzzzzzzz!! クールの意味を知りたくて。ジャ ズ◎Jazz(更 新日;2015年2月13日 グ ラミー賞 2015は、サム・スミス!