あのブールで。その山の上で。後ろをみつめる。I'll follow you wherever you may go!
top page⇒うぇ〜ん!『共犯新聞』♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To DieROCK★ロック パラパラ・・・偏愛書物★Book Oh ! うめぇ〜♪ジューシーな豚肉ソティ!好物★Gourmet やっぱ、映画館で観たい♪映画★Movie Artとは、ニューヨークのホイットニー美術館から、大阪の乙画廊まで、どこでもドアの奥で、今夜、パーティが2時から開かれる!美術★Art
moto_kubo@hotmail.com
海炭市叙景
(かいたんし
じょけい)
むっく嬢からの
共犯リレー
行って、ミルク?
脳味噌共犯
暗闇の私。≒ 私の暗闇。
movie days
(and movie nights !!)

うぇ〜ん!こっちも、読んでね♪→ 映画『海炭市叙景』のパラパラ・・・脚本の感想文 (更新日;2010年10月13日 水曜日 9:52Pm)

2010年8月31日 火曜日 午前3時10分あとね、フランク・ザッパ。気温22.9℃←■考えてみたら、こんなに映画を観ている私でも、完成試写会に招待されたのは初めてだったなぁ〜。
2010年8月30日(月)7Pm
やっぱ、映画館で観たい♪海炭市叙景
(かいたんしじょけい)
完成披露試写会
招待されて。

シアターキノ
招待されたから、\0♪
監督;熊切和嘉(1974年9月1日、北海道帯広市、出身。)
原作;佐藤泰志 (芥川賞候補に5度ノミネートされながら、41歳で自殺。)
脚本;宇治田隆史 (1975年2月2日、和歌山県、出身。)
出演;加瀬亮、小林薫、南果歩、谷村美月、竹原ピストル、あがた森魚

絶望した天才は、
路面電車で
ほんもののプラネタリウムを
見るのだろうか。
★火星大接近の日に、火星が、ぼくの眼球に乗り移った♪久保の眼
映画の主人公は、「海炭市(かいたんし)」という街。生物がその内臓や
器官などからなる有機的な結晶であるように、街もまた、ひとりひとりの住
民や、企業や路地や、自然や風景や、さらには歴史や夜などの有機的な
結晶体だ。それを静かに確認するかのような映画。であるから映画はオ
ムニバスのスタイルで様々な街の人々の点描をフォーカスし、密度が濃く
なる後半で、一気に有機的に結晶化し、街を浮かび上がらせる。
オムニバスは全部で5話。労働争議の「まだ若い廃墟」、立ち退きを迫
られている独居老人の「ネコを抱いた婆さん」、ホステスの妻をめぐる夫の
葛藤の「黒い森」、若き自営業者の「裂けた爪」、出張セールスマンの「裸
足」。
ちなみに撮影したのは2010年の、それぞれ下記の順番。
2月16日〜22日 「黒い森」
2月23日〜3月2日 「裂けた爪」
3月3日〜10日 「まだ若い廃墟」
3月11日〜13日など 「ネコを抱いた婆さん」
3月12日〜18日など 「裸足」
スクリーンのような海。
函館市民を中心とした手造り型の製作というのが、とてもユニーク。
海のようなスクリーン。
菅原さんのとても誠実なスピーチ。
私は映画への出資者(?)とゆーことで今回の試写会に招待された。
試写会は6月の完成後、東京都内で2度開かれ、今回はいよいよ北海道
内で初めての試写となった。『共犯新聞』などの報道陣ら、約70人が鑑賞
した。
上映に先立ち、会場となった札幌市の映画館やっぱ、映画館で観たい♪『シアター・キノ』
の中島洋さんの司会で、映画を市民の立場から作り上げた菅原和博実
行委員長(54歳、函館市、映画館やっぱ、映画館で観たい♪『シネマアイリス』代表)によるス
ピーチが披露された。
一般公開は、2010年11月27日から函館『シネマアイリス』を皮切りに、
12月中旬には『シアター・キノ』、さらに全国約60館で順次、公開される。
また、試写会の2日前に、10月23日からの第23回東京国際映画祭の
コンペティション部門に出品されることが決まり、北海道初公開のこの日
に花を添えた。
映画を観る直前、私なりの予想として、とりあえず「64点」と付けた。
まず最初のショットは、曇った窓ガラスだ。やがてそれが小学校のそれ
だと気づかせ、カメラは低い位置から教室内の活気をとらえる。ここから、
事故の発生をテレビ・ニュースが知らせるまでの流れは、完璧。私の中で
の期待点は一気に「75点」にまで上昇。故・相米慎二監督の1985年の傑
作『台風クラブ』の風が校舎を吹き抜けてゆく計算されたカメラ・ワークの
長回しを連想してしまった。こちらにはそのようなギミックは無いが、152分
の長い作品の冒頭としては完璧な映像だった。
しかし、これからがいけない。オムニバスであるから、エピソードが回転
しながらつながってゆくのだが、次に続いた労働争議と、その後のホステ
スの描き方があまりにも紋切り型なのだ。物語が平板なステレオ・タイプ
になれば、なぜかカメラ・ワークや映像も凡庸になり、冒頭で見せた神が
かった空気感が映像から消える。映画とは、ここまで正直なのだ。
特に私を落胆させたのは、労働争議にいたる現場である造船工場の
作業風景だ。大きな船を造るのだから、巨大なクレーンが巨大な鉄板を
上下させたり、鉄を裁断したり、溶接したりと、普段の生活では目にする
ことができないシーンが盛りだくさんである。しかし、これらの作業シーン
すべての映像が、死んでいる。映画には、テレビのドラマやニュースとは
まったく違う神秘的な、「映画的」と形容せざるを得ない映像がある。ここ
のシーンには、それが無いのだ。まるで都会からやってきたビデオを持っ
た観光客が珍しいからと撮影し、編集の段階でも、珍しくて貴重だからと、
カットせずに残したような映画的ココロザシや美意識とは違う処理がされ
ているように私は感じた。裏話的なことを添えれば、この場面で使った大
型クレーンの解体が急に決まり、クランク・インもそれに合わせて先行ロ
ケをしたそうだ。確かに歴史的にも貴重な映像となったが、それと映画的
な美しさはまったく別ものであり、そこに甘える限り、「市民参加型」は限界
を突破できないだろう。
これらのシーンを落胆の気持ちで観ながら私がずっと考えていたのは、
「省略」のセンスについて、だ。凡百の貴重な映像を並べるよりも、たった
ワン・カットのシャープな映像が、全ての歴史や感情を説明してくれること
がある。映画とドキュメンタリーの違いは、その過激なまでの「省略」のセ
ンスであったはずだ。全編で152分という長さも日本映画にしては恵まれ
ているのだが、その長さが、このような無駄なカットを「省略」する才能に
欠けていただけの末路であれば、これはもう観客の不幸となってしまう。
言葉のようなスクリーン。
大きな仕事をしている最中の人だけが、かもし出せる謙虚さ。
海のような言葉。
「今日来ている人は、ひとり100枚、前売り券を売って下さい。」(笑)。
また細かいことを言うようだが、労働争議の主人公が早朝に出勤する
シーンで、住んでいる長屋がロングで画面を斜めにまたぐように映される。
本来であれば、この長屋は木造であるべきだった。それが中途半端なモ
ルタルに後付けの安っぽいサイディングがされ、20kgのプロパンガス・ボ
ンベが世帯の数だけ並んでいる。ここで監督が描こうとした「貧乏」は、や
はり木造の長屋でなければならなかった。かつての日本は貧富の差はあ
れ、家屋の大小はあれ、住んでいる家は共通して木造であった。同じ素
材である木材は貧富の差を超越して、ともに日本の近代化を公平に担っ
ているというプライドをにじませた生活のタフさが存在していたのだ。それ
がモルタルでは表現できない。つまり、「貧乏」と「貧乏臭い」は違うのだ。
まぁ、この映像は数秒だけの一瞬なのだが、弛緩した映像を立て続けに
見せられると、なおさらディティールの詰めの甘さが気になってしまうのだ。
しかし、この二つの紋切り型のエピソードの中にも、魅力的なところが
ある。ひとつは労働争議の主人公の顔だ。竹原ピストルが演じるこの「顔」
があるおかげで、このエピソードはなんとかばらばらにならずに最後まで
運んでゆくことができたと私は確信している。それだけに、組合の幹部に
主人公が声を荒げて詰め寄ってゆく最初のクライマックスに説得力が薄い
のは、とても残念だ。
それと、このエピソードの中盤、解雇された主人公である兄を妹が海岸
で見つけるシーンで、妹が「ここだと思った。」と言う笑顔に、兄が「なして
?」と函館弁で返す。この、「なして?」がまた素晴らしい。竹原ピストルの
「顔」と「なして?」で、このエピソードは救われた。

一方、ホステスのエピソードは、その夫が息子のラグビー練習を金網越
しに見つめている映像がとても素晴らしい。ほんのつなぎのシーンなのだ
が、このシーンのおかげで続くガソリンスタンドで給油を待つ車内の映像す
らも、とても映画的に見えてくる。やはり、映画とはカメラマンのものなのか、
と思ってみたくもなる。だからこそ、このエピソードの最も重要なカットである
満天の星空が、どことなく嘘臭いのもまた残念なのだが。
人生のようなスクリーン。
菅原さんのシャツの胸元の開き方に、生き様が見えた。
海のような人生。
さぁ、いよいよ。みんなで観る夢、映画が始まる。

上映後は、まずは映画館のロビーに
缶ビールとワイン・ボトルが並べられ、
交流会♪乾杯をかねたスピーチをした
UHBテレビ社長の新蔵さんも1946年、
北海道函館市生まれ。「函館ネイティ
ヴ」と自称しつつ、函館弁が織り込まれ
ている映画に熱い共感を語った。
しかし、彼の経歴はテレビ・マンでは
なくて、早稲田大学第1文学部ロシア文
学科を卒業後、北海道新聞社に入社。
1989年から4年間米ワシントンに駐在、
ブッシュ政権時代の東西冷戦構造崩
壊や、湾岸戦争等を取材する。帰国後、
東京支社外報部デスク。この間、数回
に渡り旧ソ連へ長期出張し、米ロ、日ロ
首脳会談を取材。1994年から東京支社
編集委員、本社整理委員、帯広支社
報道部長、本社編集局政治部長、2001
年4月より編集局次長。というバリバリ
の国際政治新聞記者。それが「おもし
ろテレビ」のフジテレビ系列の社長にな
っているのだから、これまたユニークな
人事。
言葉のような人生。
交流パーティは、UHBテレビの新蔵博雅(しんくら・ひろまさ)社長のスピーチで始まった。
人生のような言葉。
新蔵さんは、時々、緊張する菅原さんに話しかけるようにスピーチ。
もちろん、この日の最上のVIPが新蔵さんだったから、彼のスピーチが
長くなってもいいし、実際に誰もが彼の発言をまずは聞きたかった。いや、
新蔵さんに失礼な意味ではなくて、どんな人であれ、初めて公開された作
品に真っ先に感想を言うのは勇気がいるもの。それならば、率先して墓穴
を掘る(?)前に、まずは誰かの意見を聞いておきたいものだ。自分の「意
見」&「感想」は、その先人との相対的な位置を定めることで、ずいぶんと
楽になるからだ。そんな時に、一番最初に意見を自由に言うことが最も許
されているのが、最上のVIPであるのはローマ帝国の時代から同じだ。
そのやや長めのスピーチは、もちろん原稿無しで、マスコミ人のトップら
しく堂々と全編アドリブで聞く者たちの関心を減退させること無く最後まで
運ばれた。そんな中でも、私は2度ほど、新蔵さんのスピーチがさらに長く
なった理由の瞬間を見逃さなかった。
そのひとつは、スピーチの冒頭に「私は、この映画は、せつない映画で
した。」と切り出したことへの自分なりのホロー。続けて、「人によっては、
”暗い”映画、だ。と言う方もいらっしゃるかもしれません。」と述べられたと
ころは、大マスコミ企業とは言え、広告収入などで斜陽産業への危険が気
になりだした視聴率の三冠王のフジテレビ傘下の地方局の社長らしい正直
さ。続けて、「かと言って、能天気なヤツも出てこない。つまり、せつない映
画なのです。」と、まとめた。このように言葉をさらに重ねる必要があったの
には、「この暗い企画では、我が社ではテレビ・ドラマ化は無理。」という健
康的な経営者の計算があったからだと思う。
もうひとつは、さらに新蔵さんが語りながら自分で気が付いたであろう、
映画へのジェラシー、だ。つまり、このような「暗い」ドラマがテレビならば、
視聴者はチャンネルを変えてしまうかもしれない。私自身も先に書いたふ
たつの弛緩したエピソードがテレビで放送されていたら、間違いなくチャン
ネルを変えていた。しかし、映画館では一度座ってしまったら、よっぽどの
ことがない限り、観客は最後までがまん強く観通すもの。がまんして(?)
観続けているうちにただの「暗い」ドラマが、面白いものに化ける大逆転も
映画には与えられている。また、テレビ・ドラマは視聴率が悪ければ打ち
切りになるだろうし、そのようなドラマはほぼ永久に忘れ去られる。しかし、
映画はロードショー時に不人気であっても、その後にDVD化などで再評
価されたり、海外の映画賞で話題になったり、マニアが付いて普及の名作
として「リヴァイヴァル」という勲章のもとに復活する余生の可能性があるの
だ。それは、それこそ「せつな的」なテレビの世界には無い永遠性だ。そこ
にテレビ会社のトップが映画にジェラシーを感じたのだ。
私は新蔵さんはこのふたつをスピーチ中に気が付いて、それをなめらか
に伝えるために、説明を加える必要が生じ、あの長さになってしまったのだ
と思うのだ。これもまた、まちがいなく、彼なりの映画の愛し方だと思う。
映画が後半にさしかかったとき、路面電車の運転手が窓越しに路上を
歩く男を目で追うシーンが出てくる。その押さえ気味ながらも、知的な職人
のムードを出している運転手を演じているのがシロウトだとは誰も思うまい。
彼こそが原作者の故・佐藤泰志と函館西高校で同級生であり、東京の大
学生時代には、一緒に同人誌『黙示』を発行し、そのガリバンを切った友
人の西堀滋樹だ。現在は函館市立弥生小学校で事務職員をしながら、同
人誌『路上』の編集をするなど、函館市民を代表する文学愛好家だ。映画
には、製作実行委員会事務局長として参加し、ついには重要な役を期待
以上の演技で応えた。
『海炭市叙景』が奇跡の映画だとすれば、その理由は、こんなところに
ある。函館市民ながら単なるエキストラではなくて、西堀さんのようにメイン・
キャストに起用されたのは、全部で4人。さらに、メインではなくとも、重要な
役どころに多くの市民がつき、そのどれもが紋切り型ではない、深みのある
複雑な人物造形を演技によって作り上げていた。彼らの演技は、小林薫
や、南果歩の演技が紋切り型のように見えてしまうほど素晴らしかった。

また同じ最後のエピソード「裸足」に出てくるホステスが、客へ水割りを作
りながら、どう考えてもアドリブのように、だらだら、しかし明るく函館弁で話
す長回しこそ、この映画で一番素晴らしいシーンだ。固定されたカメラがこ
のホステスの顔をアップにしているだけなのだが、他のホステスがセリフに
からんでくる自然さもすばらしく、まったく計算が感じられなく神がかり、と言
ってもいい。ちなみに、台本には、これは書かれていない。まったくどうやっ
て撮影したのか不思議だ。
演技のような人生。
函館市民スタッフの製作実行委員会の事務局長、西堀滋樹さん。
人生のような演技。
西堀さんは映画でも、重要な役で出演し、存在感があった。
演技と言えば、やはり加瀬亮の演技力は圧倒的だった。ともすればツマ
ラナイ男になってしまう役を、その演技力で本作のテーマすらも一人で表現
してしまっていた。オムニバス、と言えば聞こえはいいが、説得力のある演
出か、回収能力のある脚本などが無ければ、ばらばらのだらしない作品に
なってしまう危険性もあったのだ。それを加瀬は演技力だけで、やりとげた。
彼の役は、社員数人の小さなプロパン・ガス販売店の新米社長。まぁ、それ
だけで私には他人とは思えないのだが(がくっ。)、加瀬は役の中にドス黒い
もの、狂気、責任、勤勉さ、ひたむきさ、いらだち、誠実なもの、真実、うそ、
過去の栄光、愛、かっこよさ、かわいさ、憎めなさ、計画の不確実性、不安、
孤独、どうしようもなさ、やるせなさ、都会的、田舎者、ナイーブ、大胆さ、色
気、強さ、弱さ、輝き、哀しみ、などを矛盾することなく吸収させた。それらを
一言で言えば、「閉塞感」なのだろうが、それだけでは言い表せない地平ま
で加瀬は演技で表現して提示してくれた。つまり、それこそが現代の函館で
あり、この映画が描きたかった本質なのだ。加瀬の俳優歴で、この演技が
現在では最上だろう。
映画を観る直前、とりあえず「64点」と私が予想した映画は前半の紋
切り型な表現で、「30点」にまで堕ちかかったが、加瀬の演技の登場時
には「66点」にまで持ち直していた。そして私はもう、そこで映画が終わ
ってもいいと思っていた。しかし、その後にもオムニバスのエピソードがも
う一つ用意されており、それが先に書いた西堀さんの路面電車の運転手
の登場で始まり、神がかりなホステスの長いおしゃべりがある話だった。

それ以上に私を興奮させたのは、加瀬が主役のエピソードに取るに
足らない印象の薄い役で登場して消えてゆく東京のセールスマンが、
最後のエピソードで、主人公として再登場してきたのだ!この役の俳優
は、三浦誠己。そういえば、どこかで見たことがある。再登場してくるまで
気が付かなかった。それも監督の計算なのだろう。こりゃ、まいった。
最も地味なやつが、主役になる。それは、全ての人は公平に主人公に
なりうる権利がある、という過激な人権宣言のようで、私は震えたのだ。
このサラリーマンの父親が、路面電車の運転手であり、東京へ帰る前
夜の孤独なクリスマス・イブの夜に呼び込みで入ったスナックで水割りを
作ってくれたのが神がかりな長いおしゃべりをしたホステスだった。作った
グラスを前に、ホステスは「あんた幾つだろ?」と聞き、台本では答えな
いが、できあがった映画では「30。」と答え、ホステスたちが、「やっぱし、
30歳だと思ったー!あんた、30歳の顔してるよー。」と盛り上がる。これ
も現場で変更したのだろうが、うまい。「30歳」という絶望の年齢を上手に、
街の閉塞感にリンクしているからだ。ここらあたりから、この映画は全てが
うまく製作されてゆく。前半の紋切り型がまるで別の映画であったかのよう
に。
映画の終盤近く、セールスマンが雪に埋もれた墓地で手を合わせてい
ると、そこに父である運転手が来る。おそらく、それはクリスマスに亡くな
った彼らの母であり、妻の墓なのだろう。実はここは映画の原作者、故・
佐藤泰志の墓がある墓地だった。運転手役の西堀は佐藤とは文学仲間
であったが、実はケンカ別れをしたきりだったそうだ。墓地での撮影を終え
て、「胸のわだかまりが取れた。」と語ったのは、そのことだったのではな
いだろうか。もちろん、これは映画とはまったく関係ないことだ。しかし、ど
んな映画にも「現場」があるのだ。どんな街にも、どんな人生にも「現場」が
あるように。
スクリーンに身投げをした男の唄。
ほんとに、作っちゃったんだね、映画を。自分たちで。

原作者、故・佐藤泰志は同世代の村上春樹のようになれず、自殺した絶望した天才だったのかもしれない。そもそも、今の函館市もまるで絶望した天
才のようではないか。いや、今の時代、日本もアメリカも、誰もが自信を喪失し、絶望した天才のようだ。それでも、こうしてすべての市民ひとり&ひとりが
主人公になれる可能性をそっと差し出した映画がついに完成した。それは、「絶望」と「天才」の意味をゆっくりではあるが確実に変えることだろう。
そう書いている私とて、すべての絶望した天才たちに向けて、そっと『共犯新聞』をあの曇った窓から届け続けているのだから。

text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2010年9月2日 木曜日 0:11Am)


2010年5月8日 土曜日 午前2時10分だけど、読書以外なら泣くことがあるの?例えば気温9.5℃←■映画『海炭市叙景』の台本が送られてきた。募金をした特典、だって♪あがた森魚も出てるんだー。
本日、やっぱ、映画館で観たい♪クランクインです。
差出人: 映画館司書の楽屋。むっく
送信日時: 2010年2月16日(火) 4:49Am
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏

久保さん

ご無沙汰しています。
佐藤泰志原作、熊切和嘉監督、映画やっぱ、映画館で観たい♪『海炭市叙景』
いよいよ今日、2010年2月16日、待望のクランクインです。
『共犯新聞』での力強い共犯好意、もとい行為のあれこれ、
どうもありがとうございました。
→聞き覚えのある単語・・
文字通り、インしただけでアップできるかどうか―、これからが
正念場なわけですが、海炭市市民スタッフ、頑張っています。

人の一生は、一度きりの一本道だよね。

あたりまえのことですが、みんなには御飯を食べさせなくてはならない、
ロケ地まで人と機材を運ばなくてはならない、回収しなくてはならない、
小道具を集める、衣装を調達する、暖房を用意する、撮影の許可を得る―
♪クリックして、見よっ!全てフツーの市民が、全力で取り組んでいます

募金を、トラックを、お米を、野菜を、ガス台を、飲料水を、そして
その保管場所を、市民の方々にご提供いただいています。
セリフのある役の一般オーディションも行われました。
既に昨日、小林薫さん、南果歩さんは函館入りされています。
こんな「町おこし」、私はほかに知りません。(あ、沼田町を除く・・・?)
実行委、寺尾が名付けたブログのように、上映までの道のりは確かに遠い。
でも、私たちは、必ずそこへたどり着いてみせます。
佐藤泰志という作家の作品を、復刊へと導きます。
「どうして感情を書こうとするのか。感情の説明では何も伝わらないということが恋愛などの経験でいやというほど解っているはずなのに」だったかなあ。
というわけなので、久保さん、これからもひき続き見守ってください。
そして、直接ご支援いただけることがあれば、どうぞよろしくお願いします。

「きみの鳥はうたえる」と、私は信じています。

かしこ

映画『海炭市叙景』実行委員会、報道班こと むっくより

追伸:
ティム・バックリィ!
★日付をクリックすると、♪好きな時代に行けるわっ♪あん♪アン♪歴史から飛び出せ!
たとえば→2月14日の歴史
この辺の趣味が同じっていうのが、初期の頃のトールさんとの接点だったかも。
A Happy Birthday to
Mr. 我々はその風景の奥にあるものを解析しなくてはならないということだ。(使いみちのない風景)Tim Buckley !

息子のジェフ・バックリィの歌うSo fucking beautiful version「HALLELUJAH」がまたグッときます。
私のベストワン恋愛映画は、やっぱ、映画館で観たい♪『女優フランシス』
サム・シェパードの献身が忘れられません。
書物に歌が。・・・それは海の底で目覚めた映画の種。
映画やっぱ、映画館で観たい♪『海炭市叙景』 エンドロールロゴ
差出人: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏
送信日時: 2010年4月6日(火) 8:42Pm
宛先: 大野 友莉

『海炭市叙景』 大野 友莉さま。

本日は、お電話ありがとうございました。

我が社の社名の、映画エンドロールでの記載は、下記のようにお願いいたします。

例えば、資本主義社会が成熟して飽和状態になった時に帝国主義が台頭する、というような、ある種の飽和状態で次のステージに移る前の模索中の社会が見せるパターンの様相なのではないか・・・なぜいきなりこの質問?(よしもとばなな『YOSHIMOTOBANANA.COM』)(北海道・沼田町)

また、やっぱ、映画館で観たい♪『共犯新聞』特設ページなどで、
貴殿の映画を応援させていただいています。

以上、よろしくお願い申し上げます。
Re: 『海炭市叙景』エンドロールのロゴ。
差出人: 大野 友莉
送信日時: 2010年4月8日 6:43Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏
久保さま

さっそくのご連絡ありがとうございました。

添付でいただきました内容にて
『海炭市叙景』映画のエンドロールクレジットに掲載させていただきます。

この度は私どもの製作に、たくさんのご協力いただきまして
本当にありがとうございました。


函館は、日中の日差しも強くなって、そろそろ春の気配です。

『海炭市叙景』の異物との出会いは、拒絶と抹殺と再生と昇華。単行本
小学館から出版もきまりました。
ますますの追い風がふいています!!
引き続きまして
応援のほど宜しくお願いいたします。
その種の「狂い方」
映画『海炭市叙景』製作実行委員会
会計担当:大野 友莉
ここは日本酒かっ?肝臓、じょうぶですね。
差出人: むっく
送信日時: 2009年11月26日(木) 10:55Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏

久保さん

お久しぶりです。ようやくネット環境が整い、『共犯新聞』たのしんでいます。
書物に歌が。・・・それは海の底で目覚めた映画の種。
俺はギターを鏡に投げ込んだ♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To Die沼田町での熱い夜にも語りましたが、
『海炭市叙景』映画化への道、第1ステージ佳境です。
全国的なキャスト公表まであと少し。
まだまだ運営資金が足りませんぶっちゃけ300万くらい?
私の年収より多い額を12月初旬までにそろえんとして、
函館チームはじめ、みんな必死で頑張っています。
先月は、パラパラ・・・書評家の豊崎由美さんからもご支援いただきました。
川本三郎さんは『キネマ旬報』11月上旬号で、取り上げてくださってます。
パラパラ・・・岡崎武志さんも、ブログに長文の来函記をつづっておいでです。

地方都市にだって
夢を実現する力があることを、日本中に知らしめたいです。
よかったら
やっぱ、映画館で観たい♪『海炭市叙景』映画化実行委員会のサイト、のぞいてやってください。
そして、
久保さんに勝るとも劣らない青い炎の男、やっぱ、映画館で観たい♪寺尾修一氏のブログもともに―。

そして私はといえば、文庫化への長い道のりの途上をまい進する所存です。

パラパラ・・・古本屋は入るべきもの―に同感の   むっく より
これがパラパラ・・・沼田のゆめっくるカードですね?
差出人: 映画館司書の楽屋。むっく
送信日時: 2009年12月19日(土) 9:55Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏


久保さん
やっぱ、映画館で観たい♪『海炭市叙景』への応援、ありがとうございます。
おかげさまで晴れて
一昨日、やっぱ、映画館で観たい♪映画キャスト内定者名のブログ、解禁とあいなりました。
加瀬亮、小林薫、南果歩、谷村美月(敬称略)4名ほか、
函館市民の切望である
佐藤泰志原作映画やっぱ、映画館で観たい♪『海炭市叙景』に、ご出演予定です。
『それでもボクはやってない』 脚本だな、やっぱ。
これに帯広出身、熊切和嘉監督がメガホンをとったならば、
異国情緒漂うコジャレた街、函館ではなく、
光も影もある地方都市函館=海炭市にあがく
等身大の主人公の姿が立ち現れること間違いなしです。
引き続き、ご支援いただければ幸いです。

ところで、本日発売パラパラ・・・『ポロコ』1月号でも、
パラパラ・・・『佐藤泰志作品集』を紹介させていただきました。
【20代から30代の女性向け小説】という縛りを、
私なりにやや強引に処理しての掲載、よろしかったらご一読ください。

沼田町の図書館は、お一人15冊まで貸し出していただけるのですね。
(お写真にユメックス ゆめっくるカードが!)羨ましい。

夢は必ずやってくるもの―。
まっすぐ信じて、私も2010年を迎えようと思っています。
また、私一人の夢にとどまるだけでなく、
ひとさまの夢実現にもできることを考えたく、
最近はホームレスの自立を支援する
雑誌パラパラ・・・『ビッグイシュー』の卸作業の手伝いも始めました。

ではまた、お便りしますね。

かしこ
むっく
2009年12月22日(月)5:20Pm
その、ゆめっくる図書館まつりで、古本9冊ゲット
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏

我が沼田町の図書館=愛称「ゆめっくる」では、
毎年、この時期になると「図書館まつり」が開催される。
いろんな行事があるようなんだけれど、その中に「古本市」、ってのがある。
町民から回収されてきた不要になった古本がタダ(!)で、いただけちゃうのだ。
もちろん私のための行事なのだが(?)、
どーも毎年、12月になると読み終えていない本に取り組まねばならない、
とゆー、真面目かつ几帳面な性格がジャマをして、
新しい本を手に入れることを、ためらってきた。
つまり、私は我が町の「古本市」を見に行きさえしてこなかった、のだ。

が、今日の夕方、小学生の娘を迎えに、ゆめっくるに行ってしまった。
ふつーならば、入り口にクルマを止めていると娘が乗ってくるのだが、
夕方から吹雪になり、娘は出てこない。
もーこっちはまだ仕事中なんだぞっ!
しぶしぶクルマを駐車場に止め、しぶしぶ、ゆめっくるの中に入った私。
すると、入り口すぐに、「古本市」がやっているではないかっ。
しかたがない。
しぶしぶ、古本を手に取る。
やばいっ。松谷みよ子『モモちゃんとプー』があるではないかっ。
こ、こ、これ、最近、私が気になっていたシリーズなのだ。
そ、そ、そ、それの原書ではないかっ。この、ゆる〜い表紙・・・。・・・泣ける。
しぶしぶ、私はそれをいただくことにした。
そこへ、我が愛娘の声。
「おとーさん、まだ古本コーナーは、あるよ。」
あ、お、お前、そこにいたのか・・・。あはは。
なに?古本コーナーは会議用テーブル6本分ほど、まだ、あった。
「まだ」ってーのは、この古本市はすでに12月13日から始まっていて、
もう今日で10日目なのだ。
ふふ。タダで本がもらえるのに、もう10日も過ぎているのだから、
もーたいした本は残っているハズはあるめぇ。
しょーがないなぁ、ムダだろーが、少しだけ残った古本を見てあげるか。
・・・なになに、げげっ。おおお。うほっ、こ、こ、これはっ。
私は気がつくと9冊を抱きしめていた。
そして、待ちくたびれた娘に言った。
「おい、もう帰るぞっ。」がくっ。

で、私が抱きしめた古本たちは、これらだっ!

関わった全員が、「発端は自分」と(ある種、と付け加えた方が良さそうだけれど)捉えているんだな。
文;本多勝一、写真;藤木高嶺『カナダ・エスキモー』
(1963.12.5、初版、朝日新聞社)
定価\350→古本\0
バルザック『谷間のゆり、ウジェニー・グランデ』
訳;菅野昭正、水野亮
(1965.10.1、初版、河出書房新社)
定価\480→古本\0
文;本多勝一、写真;藤木高嶺『アラビア遊牧民』
(1966.1.30、初版、朝日新聞社)
定価\380→古本\0
訳編;杉本苑子『萬葉集』
(初版1968.2.20、1969.5.20第2版、集英社)
定価\250→古本\0
作;松谷みこ子、絵;菊池貞雄『モモちゃんとプー』
(初版1970.11.26、1971.9.28第5刷、講談社)
定価\500→古本\0
編;内村剛介『ドキュメント現代史4 スターリン時代』
(1978.5.10、初版、平凡社)
定価\950→古本\0
高橋新吉『禅に参ず』
(初版1980.6.15、1982.2.10第2版、立風書房)
定価\2800→古本\0
作;加藤多一、絵;鵜川五郎『オンドリ飛べよ』
(1984.5.20、初版、大日本図書)
定価\960→古本\0
KAWADE夢ムック『三島由紀夫 没後35年・生誕80年』
松本健一、安彦良和、行定勲、宇野千代、澁澤龍彦、
中村歌右衛門、寺山修司、原武史、四方田犬彦、他
(2005.11.25、初版、河出書房新社)
定価\1200→古本\0

古本を持ち帰った人は名前を書くことになっているのだが、
そこに書かれていた私の直前の古本ハンター名は、♪おにぎり、むしゃ&むしゃ。やっぱ、具は明太子〜!blue.treeだった〜。
年末グラビアガール
写メ〜ル差出人: ♪おにぎり、むしゃ&むしゃ。北海道米、食ってるかー?blue.tree@農業勤労プリーズ・ミスター・ポストおじさん
送信日時: 2009年12月24日(木) 9:36Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏

どうも〜! 古本ハンターです!? 私は、六冊ほどです。
農業的には中々話題がないので、グラビア関係でも!
今となってヌード写真集を出した「細川ふみえ」を年末ガール?に推薦です。
写真集は買ってませんが、かなり売れ行き好調の様です。
やはり出さないけど撮っとけみたいな、八年前位の時の写真から、
現在系写真まで色々織り混ぜてあるらしい。3900円、うーんと考えて、
噂によると第二段があるらしいのでオークションスタンバイかな(--;)。
逆ベクトルのうっとうしい先入観もあるかも〜(笑) そういうのには付いていけない、みたいな・・・
今日のグラビア・ガール
(更新日;2009年12月25日)
1971年9月2日、
青森県生まれ。
進学校の千葉県立柏南高等学校中退
身長163cm、血液型O。
B90−W59−H87。
同時多発的にいろんなことを思い出している私

★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
彼女には何の罪も無い(?)んだけれど、貧乏臭いルックスがいつまでも
付きまとっている。それは豊かな胸とアンバランスなので、その落差が見る
側に「物語」(=想像力=マーケット)を産むしかけになっているのだろう。私
なりに言えば、それは「マゾ顔」の一種となるのだが、今ごろヌード写真集を
出す、とゆー展開も相変わらず貧乏臭く、あかぬけない「マゾ顔」代表選手
の面目躍如だ。ある意味、立派。たぶん実像は、もっと優秀なんだろーな。
そう考えれば「男社会」のシステムにお互いが利用し合っているってことか。
日中はいい天気

写メ〜ル差出人: ♪おにぎり、むしゃ&むしゃ。北海道米、食ってるかー?blue.tree@農ベル賞
送信日時: 2009年12月25日(金) 12:51Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏

早速のフーミンUP、ありがとうございます。
おっぱい画像は、
隠れキャラ状態なんだね〜!
最近のだから表立って掲載もヤバイしね。
とりあえず二枚だから、
もう一枚追加しときます。

ゆめっくる「古本市」で、私の頂いた本は
宮嶋茂樹の『サマワのいちばん暑い日』、
後は昔好きだった西村寿行、眉村卓。
そんなとこです。

松野もえらいめにあったもんだね。
しばらく本調子にはならないなぁ・・。
私、沼田の図書館の司書になりたいな笑