あのブールで。その山の上で。I'll follow you wherever you may go!
top page⇒うぇ〜ん!『共犯新聞』♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To DieROCK★ロック パラパラ・・・偏愛書物★Book Oh ! うめぇ〜♪肉体の共犯としての食犯。好物★Gourmet やっぱ、映画館で観たい♪映画★Movie Artとは、ニューヨークのホイットニー美術館から、大阪の乙画廊まで、どこでもドアの奥で、今夜、パーティが2時から開かれる!美術★Art
moto_kubo@hotmail.com
2009年8月
映画たびたび
行って、ミルク?
脳味噌共犯
暗闇の私。≒ 私の暗闇。
movie days
(and movie nights !!)

でもいっそここまでくると楽だろう。とか、

2009年8月4日 ()
映画館の一番暗いベンチ・シートで観たい♪『ターミネーター 4』
監督;McG(マック・ジー、本名:ジョゼフ・マクギンティ・ニコル)
原題;『Terminator Salvation』
脚本;ジョン・D・ブランケート、マイケル・フェリス、
デヴィッド・キャンベル・ウィルソン
出演;クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、コモン、
ブライス・ダラス・ハワード、ムーン・ブラッドグッド、ヘレナ・ボナム=カーター
『ターミネーター』の物語の構造を書いて父に教える息子。・・・がくっ。 ★赤い目、紅い眼、なぜ&何故、赤い。赤い身を食べた。久保の眼
私が中学生だった1970年代中ごろ、同級
生のほとんどはリアル・タイムでオカルト映
画『エクソシスト』とカンフー映画『燃えよドラ
ゴン』を観ていたのだが、私はいまだに(!)
観たことがない。その他、『スター・ウォーズ』
も『ランボー』も『レオン』も『ダイハード』も『タ
イタニック』も観ていない。映画館でだけでは
なくて、テレビやビデオ&DVDですらいまだ
にそれらを観ていない。つまり私は映画をあ
んまり観ない人なのだ。マジ、ほんと。
なもんだから、『ターミネーター』シリーズ
もまったく観ていなかった。「時間が空いて
いたから」って理由だけで、この『4』で初め
てこのシリーズを観たわけだ。すると、その
徹底してソリッドな感性に感心した。映画を
あんまり観ない私でもさすがに、『ターミネー
ター』でアイコン化されたシュワルツネッガー
の姿は『ランボー』級に脳味噌に刷り込まれ
ていたので、ともすればギャグすれすれの超
人ぶりを楽しむ映画だと思い込んでいた私
には心地よい裏切りをしていただいた感じ。
もちろんこの『4』にもシュワルツネッガー
は出演するのだが、頭部&顔だけが合成処
理された出演(?)で、おなじみの筋肉もりも
りの首から下の肉体は現役ボディビルダー
のローランド・キッキンガーが演じて(?)い
る。つまり、すでにシュワルツネッガーは記
号でしかないのだ。それは、「未来」とは全て
が置換が可能な記号社会であることの視覚
化のようだ。さらに置換可能ぶりを裏側から
証明するかのように、シュワルツネッガー以
外の俳優の顔は没個性的で、私にはなかな
か顔で区別がつかんかった(がくっ。)。そん
な超サイバーSF感覚ぶりは、クールと呼ぶ
よりはやはり、ソリッドと感嘆するほうが正確
だ。この置換可能な超記号社会を、『ゴルゴ
13』の「さいとう・プロ」を超進化させたかの
ような(?)プロダクション・システムの巨大映
画産業が濃密な映像で構築しているからこ
そ、いよいよ複雑なサーガ(大河ドラマ)が種
明かしを始めたのだろう。

text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2010年3月4日 木曜日 4:34Pm)

2009年8月8日 ()
そこに白い人がくるから。





2009年8月9日 ()
やっぱ、映画館で観たい♪『サマーウォーズ』
監督;細田守
脚本;奥寺佐渡子
キャラクターデザイン;貞本義行
作画監督;青山浩行、藤田しげる、濱田邦彦、尾崎和孝
声の出演;神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、斎藤歩、横川貴大、桐本琢也
★赤い目、紅い眼、なぜ&何故、赤い。赤い身を食べた。久保の眼
監督の細田守は、「日本3大”守”」の
ひとりらしい。・・・と、我が家の高校生の息
子が言ってた。あとひとりは、押井守だろう
が、残りがわからん。そう言われて私がわ
かることは、もうすでに細田守は業界では
”巨匠”だ、とゆーことだ。「ジャパン・クー
ル」が売り物の麻生総理、ご存知か?
「日本3大”守”」が誰だか言える高校生
たちにとっては、主人公の高校2年生男子
や、その憧れの先輩・夏希に感情移入を
するんだろーな。さらに中学生の観客は、
13歳の格闘ネットゲームの世界チャンピ
オンの池沢佳主馬(いけざわ・かずま)に
感情移入するんだろう。実際、この3人が
主に物語にからんでくるのだが、映画の舞
台は夏希の90歳になる曾祖母を頂点に
した大一族の子や孫や曾孫や、彼らの連
れ添いたちで、登場人物がすげーいっぱ
い。で、なんとかその大多数の個性を描き
分けている。それは落語の長屋モノのバリ
エーションだし、私なんぞは手塚治虫の
『来るべき世界』(1950年)の長屋の住民
たちのドタバタを連想した。なぜ細田守は
こんなに幅の広い世代を書き分ける必要
があったのだろうか?それは、映画のクラ
イマックスでほとんどの世代がいっせいに
テレビ・ゲームをする行為を描きたかった
からだと、私は思う。つい最近までテレビ・
ゲームは子供のおもちゃだったが、今では
全世代を横断する「共通言語」にまでなっ
ている。もしかしたら、それは新しい日本の
アイデンティティなのかもしれない。ってト
コまでを監督は描きたかった、のかも。実
際、大家族の一員の消防士は初登場場面
ではて
ーんでテレビ・ゲームには無関心の
ようだが、いざクライマックスになると「ゲー
ム歴30年のテクニックを見せてやる!」と
息巻く。このシーンは、それを象徴している
し、感動的ですらある。おそらく、テレビ・ゲ
ームを子供だけのおもちゃではなく、全世
代共通の必需品(=共通言語)として作品
の中で扱ったのは、本作が世界初だろう。
んで、たぶんこの映画の隠しテーマは、
ナショナリズムだ。日本の大家族を描くこ
とによって、そこに日本の近現代史の縮図
を置き、その共通項として、なんとテレビ・
ゲームを持ってくる。この映画がナショナリ
ズムを意識しているのは、作品内に旧家、
室町時代、夏の高校野球の甲子園から
温泉までの日本人キーワードを散りばめ
ているところからも推測できる。
また、この大家族が一致団結して戦う相
手はコンピュータのソフトなのだが、これは
世界初の「知識欲」を持ったソフトとゆー設
定。狂ったコンピュータには『2001年宇宙
の旅』のHAL以来、多くの先輩がいるが、
「知識欲」とゆー概念が面白い。「知識欲」
と言うと、いっけん「正しい」ようだが、それ
も欲望の一種、もしくはバリエーションにし
か過ぎない。そこまで観客が気がついてい
るかは怪しいが、この皮肉も監督からの重
要なメッセージだ。
ストロベリーフィールズの前。

さて、ここまで考察してきて、私はいつもの疑問を自答してみる。それは「では、
これらは実写でもいいのではないのか?」であり、アニメにする必然がなけれ
ば、アニメそのものの存在理由も否定できるのだから。
確かに、もろ村上隆(ぱくり?)風のアバター・ワールドや、巨大化した敵のま
るでデビルマンのような(ぱくり?)形相には、アニメでなければ表現できないスト
レートさがある。しかし、私がここであえて熱弁(?)しておきたいのは、第5の主
人公とも言うべき、41歳の陣内侘助(じんのうち・わびすけ)の顔。この顔って、
どこかで見たような・・・と思ったらこりゃ『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ
がまるで大人になったような顔。髪型なんか、そのまんまやんけ!なのだ。『ガン
ダム』におけるアムロは、ペシミズムの権化であったが、陣内侘助はニヒリズム
の権化だ。ん?つまりペシミニストが歳をとるとニヒリストになる、のか?そこで私
は「あっ!」と気づいた。『ガンダム』の裏の主人公とも呼ぶべき、シャア大佐
シャアこそは、典型的なニヒリストではなかったか。つまり、陣内侘助の顔はアム
ロが大人になることによって、ペシミストが敵であったシャアのニヒリズムの影響
を受けた成れの果て、と読むことができるのではないのか。しかも、そう感じさせ
る登場人物が現実社会のガンダム世代と同じ41歳の設定であることは偶然で
はないと思う。この映画の観客の中心は先に述べた高校生、そして中学生であ
り、その同世代の登場人物がいるかのように、ガンダム世代の登場人物も監督
は、ちゃ〜んと準備したのだ。
そして、顔を描くことだけで、過去のアニメの歴史すらも一気に回想させ観客
に重層的なイメージを植えつけることは、実写映画や小説では不可能だと、私
は気がついた。それは私の妄想かもしれないし、まぁ、ほとんどそうだ(がくっ。)
ろうが、私にそこまで言葉によって考えさせたのだから、この映画、観る価値は
ある。(やっぱ、私って何様?)