あのブールで。その山の上で。I'll follow you wherever you may go!
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2009年6月
映画たびたび
行って、ミルク?
脳味噌共犯
暗闇の私。≒ 私の暗闇。
movie days
(and movie nights !!)

★ふれ!ふれ!は、応援だけど、雨は、降るなっ!君のための指が濡れるから。雨の日は、妻と。それぞれの塔

2009年6月14日 ()
text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (更新日;2009年6月16日 火曜日 2:31Am)
雨の日は、妻と映画に行った。
なんだかこの一年で一番、「塔」のイメージが沸いた。
若さって・・・。
札幌は、
観光客向け(?)の『YOSAKOIソーラン祭り』と、
ジモティ向けの『札幌祭り』が
同時に行われていていた。

でも、あいにくの雨が
祝祭キブンを減速させているのか、
私が祭りが見えないところを
わざわざ選んで歩いているのか(笑)、
祭りのエネルギーを感じないままに
札幌での一日を過ごした。

むしろ私にとっては、YOSAKOIよりも、
スガイの椅子が新しくなっていたことに感動した(笑)。
赤字で苦しんでいるからこその、観客への心づかい。
革ばりで、ワイン・カラーの色もいい。
残念なのは、背もたれの角度をもう少しだけ
後ろへ寝かせて欲しいこと。
ちょっと垂直すぎて、リラックスできないのよねん。
なんだか、そういうことが大事な転換のために必要なのだろうか。
ああ、このやわらかさ。


自分が「塔」に独りだってことを、どこかで忘れていたのかも知れないな・・・
1:10Pm  3:07Pm
原題;『Rachel Getting Married』
監督;ジョナサン・デミ
出演;アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン、トゥンデ・アデビンペ、
マーサー・ジッケル、アンナ・ディーバー・スミス、アニサ・ジョージ、ロビン・ヒッチコック

★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
なにしろ、高校生がお姫様になる現代版おとぎばなし映画『プリティ・プリンセス』の超
美少女アン・ハサウェイが、大きなお目めパッチリのポスターで、この幸福感あふれるタ
イトル。もうこりゃ、ラブ・コメなんだろーな、と、たかをくくって観た。
観たら、びっくり。まるで、ちゃうぞ。なにしろ、高校生がジャンキーになって収監され
る21世紀型『理由なき反抗』。大きなお目めがアザだらけになって、もーたいへん。
しかし、凡百の青春反抗モノのような監督の頭の悪さを告白する映画ではまったくなく
て、隠し切れない才能があふれ出てくる監督の知能指数の高さがが楽しめる快作。映画
全体のいたるところに、工夫が仕掛けられている。映画的スリリング満載。つまり私好み
の映画♪なにしろ映画冒頭のタイトルがホーム・ビデオの手作りラベルのレベルで「なん
か間違ってんじゃねーの?」と、思わせておいて、すぐに気が付かされるのは、なんと映
画全編がホーム・ビデオで記録されたような手ぶれ画像。ズーム・アップでさえ、ホーム・
ビデオのカメラでぐぐっと急に近づいたかのような、お見事なへたっぴぶり。ただし、パー
ティにビデオ・カメラを持ち込んだ客が物語に加わってからは、さらに、どの画像が映画
的三人称なのか、その客の一人称なのか、いやそんなことはどーでもいいのかとかなっ
ちゃって、その話法の混乱を観客に感じさせる高度な編集センスにはもう笑うことで
しか監督を賞賛できないぐらい、すばらしい。
ホーム・ビデオ撮影なもんだから、俳優もまるでホーム・ビデオにたまたま映った家族
や友人のよーに、自然体。こりゃ、シロウトをただふつーに撮影しているだけなのか、俳
優が好き勝手にアドリブやりまくりなのか?しかし、注意深く観れば、これらの自然体の
「演技」は、かなり計算された高度な演出の管理下に置かれた「名演」であることが分か
る。
ここまでまるでシロウトの日常をホーム・ビデオで撮影しただけ風なのだから、リアリズ
ム臭がぷん&ぷん匂いそーになっちまう。そこで、現在考えられる最もリアリティの無い
非日常的な顔をした大きなお目めパッチリのアン・ハサウェイを映画のセンターに持っ
てくる必要があったんだろーな。その発想もまた、すげー知能犯。
そして忘れてはならないのは、音楽の使い方!ミュージカル映画がミュージカル映画
でなければならない必然性を厳しく問うような無粋なやつがもしいたとしたら、そっとこの
映画を観せればいいだろう。もちろん、この映画はミュージカル映画なんかじゃないんだ
けれど(笑)。
こんな感じでカンペキっぽい映画だけど、最近の映画に流行中の予定調和な安心感
で大団円とゆーカタルシスに甘えないで、邪悪な部分や、暗部を鑑賞後に残している。
孤独が孤独としてきちんと観客に抱きしめてもらうために、観客が主人公に安易に感情
移入や安っぽい共感を持つことが無いように、上から目線の大きなお目めパッチリはこ
の作品には、やっぱり必要だったんだな。



次の映画まで3時間半あるので、ぶら&ぶら。

雄弁にいっぱいしゃべってくれてるのを見て色々と思ったらしく
石焼ビビンバは、
イケメンが混ぜてくれる♪
以前から行きたかった札幌狸小路の中にある『道産食彩HUG』へ♪
ここは、北海道産の食材を直売する『HUGマート』と、
北海道産の食材にこだわった飲食街『HUGイート』で構成。
けっこー評判がいいし、実際、いい感じだった。

『HUGマート』では、フキやタケノコなどの山菜も売っていた。
沼田町のトマトジュースも、沼田町ではない業者が納入していた。
大量のネギを買ってゆく近所の食堂の女将っぽい客もいて、いいなぁ。

私が北海道産のフキを買ってもしょーがないので、
昼メシに、『HUGイート』へ。魅力的な食堂がズラリ、11店♪

3日後に私は韓国に行くので、練習に(?)と、
韓国料理Oh ! うめぇ〜♪ジューシーな豚肉ソティ!『韓(かん)の香(かおり)』へ♪
韓流イケメン1人と、女性2人の屋台風。
イントネーションから、どうも韓国人っぽい。
食後に、「カムサハムニダ。」と言うと、驚いたように笑ってくれた。

全体的に、「手作り」感覚と、
「コーディネイト」センスがいいバランスで共存している。
次回は他の食堂も食べてみたくなる、魅力的な店舗だ。
その分析がすごく面白かったの。
ジャージャーメンは新作かな。
自信無さげだった(笑)。

次の日曜日は「父の日」だから、と、妻が私の父にプレゼントを買いたいと言い出す。
妻が自分用に買ったサンダルを、私の父が勝手にはいているので(?)、
サンダルがいいんじゃない?と、三越デパートを見れば高いし(笑)、パルコを観れば若者向けばかり(がくっ。)。
ひやかしで入ったドン・キホーテに、デザインもいい感じのサンダルがあったので、買おうとしたら、980円。
妻は、「父の日に980円でいいのか?」って。
もちろん私は、「いーんじゃないの。高くてもダサいのよりは、安くてデザインがいいほうが、正しいじゃん。」
妻は、「でも・・・。」と、あわせてパンツも買ってた(笑)。

それから、留守番をしている子供たちに安い服を買ったりしても時間がまだあまったので、
なんとなーく、ブック・オフ札幌南2条店に入ったら、どーしても買っちゃうのよねーこれが。

優等生らしく?用意周到な私
いつまでたっても、♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To Dieディラン♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To Dieストーンズな私(笑)。でも、このストーンズのアルバムは欲しかった。こーゆー音がいいのよね。
札幌市内には、あち&こちにサイモン&ガーファンクルのチラシが置かれていたけど、ディラン、北海道に来ないかな。
ディラン、出たばかりの新作アルバムもかっちょいーし、もう5度目ぐらいの全盛期(笑)なんだしなー。


さて、もー時間。
次に観る映画も、さっきの『レイチェルの結婚』同様、タイトルだけで観ることを決めた、内容がまったく分からない作品〜。
6:30Pm  8:05Pm
原題;『The Life Before Her Eyes』
監督;ヴァディム・パールマン
出演;ユマ・サーマン、エヴァン・レイチェル・ウッド、エヴァ・アムーリ

★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
こーゆー話は、薄っぺらいミステリーや、底の浅いホラーになる危険
性が大いにあるんだけど、この作品はみごと、その傾向に落ちることな
く、文芸作品の香りすら獲得している。
その獲得に成功した理由は、冒頭のまるで蜷川実花の写真のような
色合いの花に象徴される情報量の多い映像と、過去と未来をシャッフ
ルしながら少しづつ巧みに幻想シーンを加えてゆく編集だ。その二つ
の映画的手法の上に、キーワードをそっと忍ばせる。そこがこの作品が
繊細に作られなければ成り立たない身の上であり、監督は見事にその
緊張をラストまで運びきった。
それでも繰り返して言うが、この映画は安っぽい作品になってしまう
危険を抱えていた。映画とは原作ではなく、やはり監督のものなのだ。
忘れたかったのかな(笑)無理にでも。

★The heart is the body's strongest muscle. The brain has more cells
in it than our galaxy has stars. The body is 72% water.

●心臓(ハート)は身体の中で一番強い筋肉だ。脳は宇宙の星の数より多くの
細胞を持っている。身体は72%が水でできている。

▲麻薬を吸って男遊びをする不良少女ダイアナと日曜日には教会に通う真面目
少女モーリーンは仲の良い友達同士。不思議な組み合わせですが、お互いに無
い部分を求めていたのでしょうか。高校時代に銃乱射事件に巻き込まれ、二人
でトイレにいるところをマシンガンを持った少年に脅されます。二人のうち、
一方を殺すと。主人公のダイアナの17歳の高校時代を演じるのはエヴァン・
レイチェル・ウッドで、15年後の32歳を演じるのがユマ・サーマンです。いかに
サーマンでも、高校時代と二役を演じるのは無理があったのでしょう。でも、
似てない。面影もないので、レイチェル・ウッドはミスキャストのような気が
します。15年後にはすっかり真面目になって、高校教師として芸術を教え、結婚
して可愛い女の子がひとり。ダイアナは改心して幸せな生活を送っているように
見えても、一人娘のユマがぐれてきて、まるで過去の自分を見ているようです。
そして、当時のトラウマに襲われます。過去の出来事と現在の出来事を交互に
見せる手法は、ダイアナの心の傷を浮き出させます。生物担当のマックルード
先生が良い味だしてます。「心臓は身体の中で一番強い筋肉だ」というのは、
心臓とハートを掛けているのでしょう。「人間のハートはそんなに弱くないぞ、
気持ちを強く持て」というアドバイスです。脳の細胞の多さも、人間の高い可能
性を示唆するものです。最後の72%の水ってのは、話を後に続ける為の単なるネタ
でしょうか。夏の休暇中は脱水症状に注意しろ続きます。

【映画】『ダイアナの選択』 The Life Before Her Eyes (2007)
【監督】ヴァディム・パールマン
【出演】ユマ・サーマン(ダイアナ・マクフィー)、エヴァン・レイチェル・
ウッド(ダイアナ・マクフィー(高校時代))、エヴァ・アムリ(モーリーン)
【参考】http://us.imdb.com/title/tt0815178/

『レイチェルの結婚』も、『ダイアナの選択』も、ざくっと言えば、女がふたりいるときに起こる感情、について。
ふ〜ん。

お次は、マークXで移動♪

本日ラストの1本は、それまでの2作品とは違って、あらすじを少し知っていれば、もう内容が分かっちゃう作品。
で、もちろん、だからこそ、観ないと良さも悪さも分からないのだ。
なぜならば映画とは、内容ではないから。

ポイントを一つに絞らないと
9:00Pm  10:59Pm
原題;『The Wrestler』
監督;ダーレン・アロノフスキー
出演; ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エバン・レイチェル・ウッド、
マーク・マーゴリス、トッド・バリー、ワス・スティーブンス

★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
最後の最後に、主人公が電動カッターで指を切るシーンは、
指を怪我したての私には、観ているだけでかなり痛かった。そも
そも私はプロレスを観る習慣も趣味も無いが、松村雄策など、ロッ
クのリスナーでプロレス・ファンは多い。本作の中でも主人公がプ
ロレスを1980年代後半のヘビメタ・バンドにたとえるシーンがあ
り、私にはかなり印象的だった。なぜならば、そこで上げられたヘ
ビメタ・バンドが、どれも&これも、私の趣味では無いから(笑)。
主人公は続けて、「90年代になってニルバーナが出てきてから、
全てはダメになっちまった。」と、言う。ああ、私はニルバーナが、
大好き♪
それにしてもプロレスラーと、ロック・ミュージシャンの似ている
ことよ!今年観た傑作映画『少年メリケンサック』なんか、ほとん
ど本作とまったく同じじゃねーのか!?私は宮藤官九郎がCIAを
通じて、密かに『レスラー』の脚本を盗み読んで、『少年メリケンサ
ック』を作ったと言われても、信じちゃうことだろう。
10年ほど前に芦別市の「DYLAN」でやった友部正人のライブ
に客は5人ほどしか来なかったという。それでも彼らはギターを持
って夜汽車に乗って、世界中へライブに回る。
何のために?この映画の主人公の言葉を借りれば、「観客こそ
がレスラー(=ミュージシャン)の家族だから。家族に逢うために
試合(=ライブ)を続けるのだ。」。しかし、もちろん、これはうそ。
悲しいうそ。そしてこの映画を観終えた者には、悲しいうそを言う
人のうそがうそと分かったままにだまされちまいたくなる気持ちが
宿ってしまう。どうしようもないんだ。だって、レスラーなんだもん。

そういうの大好きだから、大喜び(なのが判っていたから私もそれを強行したんだけれど)

映画ばっかで、夕食を食べていなかった。
札幌には、午前3時まで食べることができるイタリアンがある。

Oh ! うめぇ〜♪ジューシーな豚肉ソティ!La Pausa (ラパウザ) 小麦の家 白石環状通店

無理した分だけ大怪我する、みたいなことは全然なくて
マルゲリータと、あさり入りペペロンチーノを食べた。
妻は、私の皿から、あさりをつまみながら、グラス・ワイン。いいなぁ。

あえて言えば、なんちゃってイタリアン。
ただ、店名に偽り無く、パンやパスタは美味い。
ならば問題は味付け、か。
ピザのチーズは、エグさが足りない。
ペペロンチーノはビールが呑みたくなるしょっぱさ。

真夜中のタバコと友情を、
ローン支払い中の車に乗って集団で確認したくなる若者たちが客層。
じゃ、ガストとどこが違うんだ(笑)?
確かにガストよりも値段が高いけどね(笑)。
ただし、深夜3時にパスタとピザが食べることができることには、感謝♪
また来るよ。
この時間のラーメンじゃ翌朝に残るし、沼田町への帰り道にあるしね♪
無事でした。

そして、沼田町へ帰宅するマークXの中で、そなえつけのテレビで観たニュースに私と妻は、驚いた。

冷たい空から500マイル。
追悼の10カウント。
2009年6月13日(土曜日)、
広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)での
試合中、
相手選手(齋藤彰俊)の
バックドロップを受けた後、
しばらく意識があったが、
直後に意識不明となり心肺停止状態に陥った。
リング上でノア選手、関係者らによる
懸命の救急蘇生措置が施された後、
救急車で広島大学病院に搬送されたが、
午後10時10分に死亡が確認された。46歳没。

死亡診断は医師の判断で家族にのみ告知され、
翌14日に広島県警中央署が、
死因はバックドロップによって頭部を強打した
ことによる頸髄離断(けいずいりだん)であることを
発表。
塔は割れて倒れた。
三沢 光晴(みさわ・みつはる、
1962年 6月18日
〜2009年6月13日)。
北海道夕張市生まれ、
埼玉県越谷市育ち。
プロレスリング・ノア代表取締役社長。

まるで今、観たばかりの映画『レスラー』じゃんか。
しかも、私と同じ、1962年生まれ・・・。

Life is a jusut like a movie.

現在と未来が交差した十字路で。

午前2時30分、私と妻は★ふれ!ふれ!は、応援だけど、雨は、降るなっ!君のための指が濡れるから。雨上がりの沼田町にもどった。

2009年614日 日曜日 山の上から太陽が転げ落ちてくる♪ 8Amの気温;10.5℃
映画『レスラー』を観た帰り道に、三沢光晴の死を知るなんて。
→100日雛で1050円かな。あとは日割りで一日単位で値段が上がっていく。2009年出会いとはいつでもそういう無心の瞬間にふいにやってくる。そして一生消えない名場面を心に焼き付ける。(よしもとばなな『王国 その1』)。お買い物日;2009年6月14日(日)
2009年6月3日 ()
そしてそれを聞いて僕はこの日はじめてのショックを感じた(偉大なるデスリフ)
蠍座 \800
やっぱ、映画館で観たい♪『この自由な世界で』
監督;ケン・ローチ
出演;キルストン・ウェアリング

★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
前作『麦の穂をゆらす風』でアイ
ルランド紛争を描いたケン・ローチ
が、就職難を描く。まったく違うテー
マのようだが、「やるせなさ」が共通
している。まさに現在の就職難民
はアイルランド紛争のように戦って
いるのだ。しかも、就職難はアイル
ランド人だけではなく今や世界共
通の課題だ。つまりインターナショ
ナルな「紛争」なのだ。それを不法
移民の職業斡旋という「自由」に置
き換え、さらに個人の「儲け」に昇
華する時に主人公の「やるせなさ」
は反インターナショナルな個人主
義として、反語的によりいっそうの
普遍的なインターナショナルぶり
を演じてしまうことになる。男もつら
いが、女もつらいのである。
さくっと返せば、それはそれで、いいのかも知れないし。
まあ、そんなものだよね、何も(特別なことが)ない時なんてないよね・・・。
でもいっそここまでくると楽だろう。とか、
事故さえおこなさければいいや、とだけ考えていよう。
2009年
6月5日 ()
やっぱ、映画館で観たい♪『重力ピエロ』
監督;森淳一
原作;伊坂幸太郎『重力ピエロ』
出演;加瀬亮、岡田将生、小日向文世、
吉高由里子、岡田義徳、渡部篤郎

★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
現在、イケイケ(?)の小説家の中では、
題名をつけるのがヘタクソなのが長嶋有で
うまいのが伊坂幸太郎だと思う。伊坂の題
があまりにもうますぎるので、長嶋のへたく
そは彼特有の悪意なのかもしれないな、と
立ち止まっちゃいそーになるぐらい。
で、『重力ピエロ』って題もうまい。「人間」
と書いて、「ピエロ」とルビを振りたくなるの
は誰しもが時に持ってしまう感情だと思う。
そんな「悲しみ」の象徴であるピエロなのだ
が、同時に「自由」のイメージを持つ。それ
はサーカスで見せる身軽な演技からなのだ
ろーけれど、それは、物理的な無重力のイ
メージが精神的な自由に直結するからだろ
う。んじゃ、精神的に無重力(=自由)では
なくて、重力に結び付けられているピエロと
は?「悲しみ」の対価であるはずの「自由」
を与えられないピエロとは?・・・ってのが
伊坂の題名の狙いなのだろう。で、人間に
とっての重力とはトラウマ=過去のことだ、
とゆーのが物語の推進力となって構成され
ていると私は思う。
しかし、映画ではそこの説得力が後半に
かけて空中分解している。せっかく、放火、
レイプ、落書きの謎解き、美少年などなど
事件やキーワドは芳醇にあふれているの
に。監督はもっとタフに物語を構築してゆく
べきであっただろう。しかし、監督の興味は
それらの「つじつま合わせ」の方程式を解
くことよりも、ほんわかした家族愛や、主人
公の家の造形が象徴する新しい家族像に
あるのだろう。つまりそれは、「再生」だ。
そこに原作のたくらみと、映画の興味の
差異がある。原作は目の前に散らばるバラ
バラな事実を組み合わせて完成されたパズ
ルだけが浮かび上がらせることができるトラ
ウマ=過去を物語りに忍ばせた。しかし、映
画はバラバラなままに存在している常態も
また完成されたパズルであるという視点なの
だ。
もしかしたら監督は量産され続ける伊坂
原作の映画のどれもがキーワードの回収が
産むカタストロフィを描いてばかりなので、
あえてそこからの破綻を選択したのかもしれ
ない。映画は原作者のものではなく、監督
のものなので、その選択も偉大なる表現だ。
ただし、その時には原作者が用意した題と
の誤差が生じてしまう。特に題の付け方に
定評のある伊坂の題からテーマが遠ざかる
のは、監督にはリスキーだったと思う。
長嶋有がわざと(?)へたくそな題を付け
るのは、そんなトラウマ=過去からあらかじ
め「自由」になっておくためからかもしれな
いなぁ。

2009年6月9日 火曜日 午前3時57分 晴れ 気温12.4℃←■ライブ中、「キヨシローはいつも同じことをやってるんだな」と気持ちが冷めてしまったサカタ。1981年。日比谷野音。おぼえてるよ。