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アートなオヤジの、文科系★不良日記!


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ワイン★『「"手造り"ワイン」〜北海道産ワインの黎明期が超えなくてはならないもの』 2001,8,29
札幌のパルコで、雑誌『ロック画報 05』を買った。
サブ・タイトルが「ヴィンテージ・ジャパニーズ・ロック」とかで、
1970年前後の「はっぴいえんど」等の日本の古典ロックの研究誌。・・・しみじみ。

んで、今月号の特集が「最も危険なロック 頭脳警察 村八分」。
かつて1981年に、新宿レコードで、アルバイトの兄ちゃんに、
頭脳警察『2ND』(←発禁)と、村八分『ライブ』(←廃盤)をカセット・テープに録音してもらったコトがある。
無料で。
それって、今考えると、超サーヴィスすぎるんとちゃうかぁ!
当時は、「音」は共有財産で、レコードにフェチ的価値を感じていたもんで。
当然、そんな流れで、頭脳警察『1ST』(←「言葉」の問題でレコ倫が却下、プレスもされず発禁)、『三里塚・幻野祭』(←超レア!)もテープで入手していた。
ご協力をしていただいたミンナ、遅ればせながら、ありがとう!

そんな頭脳警察や村八分の活動のピークが、1971〜1973年ごろであると・思う。
この時期、日本のロックはグループ・サウンズ(=GS)ブームを超えようと模索中。
しかし、多くの若き音楽才能はフォーク・ブームに流れ、ロックは品薄状態であった・とさ。

しかし、それでも「民青(←笑)」的ヤングの反抗に満足できない「音」がロックであった。
・・・そーですよね?

で、当時の「ロックとは何ぞや」論争の大きな分科会的テーマが、
「ロックは日本語で歌うべきか?英語で歌うべきか?」と・ゆーのであった。
今考えると、当時の黎明期的加減がよく分かるエピソードだよねぇ。

ちなみに英語で歌った代表が、フラワー・トラヴェリン・バンド。
ジョー山中(「ままぁ〜・どぅゆーりめんばぁぁー♪」のヒト)、内田裕也のバンドだよね。
彼らいわく、
「ストーンズも、ビートルズも英語で歌っている」←アタリマエやんけ!
「ロックとはインターナショナルな音楽である」←なるへそ。

で、
日本語派の代表が、頭脳警察と村八分。そして、はっぴいえんど。バンド名まで、日本語だぞなもし。
彼らいわく、
「オーディエンスにメッセージが伝わらなけりゃ、意味無いじゃん」←”危険”な由縁。
「日本語がロックに乗らないというのは、表現者側の怠慢である」←桑田啓佑以前の時代でごんす。
まぁ、言って見れば彼らはまるで、
西洋の発明品であった「小説」において、言文一致運動をした明治の文学者のよーだね。

つまり、「黎明期」には必ずこんなジレンマが起こるっちゅーもんです。


さて、ここに・もう一つの「黎明期」があります。
北海道ワインの「黎明期」です。・・・ってゆーか、日本のワイン自体がまだまだ「黎明期」だよね。

(↑前置きが長すぎて、ごめんね。)

■8月29日に、B研究会が主催する【北海道産ブドウ使用による・赤ワイン試飲会】
と、いう17名の少数精鋭のワイン研究会に参加させていただき、
最後に「それでは、次回の試飲のテーマは?」となった時に感じたのが、
この「黎明期」のジレンマについてです。

主宰のT氏は、
「次回は、北海道で採れるクダモノで作ったブドウ以外のワインの試飲はいかがですか?」と、提案されました。
それに対して意見を求められたソムリエのH嬢は、
「北海道のワインと、それぞれが目指している海外のワインとの比較をしてはいかがか?」との提案をされた。
Hソムリエの意見にはコストがかかりすぎるのか、軽く聞き流され、
両者の意見をアウフヘーベン(?)した、
「じゃあ、今回は”赤”でしたので、次回は”白”で」という結論に落ち着いた。(笑)

ここに「日本語のロック」的問題が隠されているのは、賢明な読者の方々であれば、もー・お分かりでしょう!

♪ヒント;たまたま今日、大リーグ・マリナーズのイチローが、200本安打達成!!

■国内外でワイン製造の指導をされてるという、T氏のココロザシは、よ〜く分かります。
つまり、産業を開発する方法としての「ワイン」。
ですから、T氏にとっては”北海道産”という一点に一番こだわりたいのでしょう。

■一方、Hソムリエ嬢にとって、”ワインは世界の中での相対的な位置を確認しながら楽しむもの”・とでも言ったらよろしいのでしょうか。
そして&おそらく、その世界基準のティスティングのスタート台における最低ルールとして、
「ワイン=ブドウで造るもの」という譲れない一線があるのではないのでしょうか?


これは、もう両者の価値観の違いですので、それぞれ「なるへそ」と、私は思います。

例えるのであれば、
T氏は、戦後の日本にギブミー・チョコレート的=瀬戸内少年野球団的、ニッポン野球。
H嬢は、大リーグ?

私?えー、私はブドウにこだわりたいと思います。
あのChマルゴーや、シャブリの延長に我が"手造り"ワインがある・と、思うだけで、マンズ&まんず。ワイン。

さて、この長すぎる「日記」は・まだ続きます。(ごめんね。)





ここまで読んでいるヒトは、おそらく2〜3人だろーが、
このくどい「日記」は、まだ続く・・・。


■テイスティング■
で、北海道産のブドウを使っている赤ワインを、Hソムリエの並べた順番で飲んだ。
下記が、その順番と、私の感想です。

@ブドウ種類=キャンベル・アーリー
商品名=無添加キャンベル・アーリー
醸造所=はこだてワイン製造
価格=998円
★キャラメルの甘い香り。色はやさしい薔薇のピンク。
ブーケと違った刺激のある酸味は意外性を発揮している。
つまり、「甘・カラ・ピン」?

Aブドウ種類=ツバイゲルトレーベ
商品名=余市ワイン ツバイゲルトレーベ
醸造所=日本清酒
価格=1575円
★少し濃い目のピンク。なんだか、北海道ワインって、ロゼみたいじゃんか。
ブーケは、とがった甘味。う〜ん、これが醸造メーカーの想像する大衆の好みってやつなのか?

Bブドウ種類=ピノノワール
商品名=おたる2000 PINOT NOIR
醸造所=北海道ワイン
価格=1890円
★甘く、やわらかいのどごし。まるで、「ワイン水のごとし」?
これまた、薄ピンク。

Cブドウ種類=セイベル13053種
商品名=おたる2000 セイベル13053(赤)
醸造所=北海道ワイン
価格=1050
★枯葉の茶系の色。ウイスキーの琥珀の色?
セイベルの絞り粕の色にも似ている。
前記4品よりドライなのか、口内で刺激がある。

Dブドウ種類=コンコード種
商品名=はこだてわいん無添加
醸造所=はこだてわいん製造
価格=998円
★カヴェルネ・ソーヴィニヨン系の色。なんだか、5品目にして懐かしい色。
が、甘い。果実の甘味というよりは、砂糖の甘味みたいだ。

Eブドウ種類=山ぶどう
商品名=北海道山葡萄ワイン
醸造所=石炭の歴史村観光
価格=830円
★プラスチックのような人工的な香り。
そのくせ、野性的。
我が密造ワインに一番近いかも。

Fブドウ種類=清舞(きよまい)
商品名=十勝ワイン清舞
醸造所=池田町ブドウ酒研究
価格=2415円
★前記の「おたる2000セイベル13053」と同じ色。つまり、枯葉の琥珀色。
タンニンがある。しかし、山ブドウよりも上品?
タンニンがあるが、口に含むと上あごに甘味が残る。
今日の10本の中では、これが私の一番。料理にも合うのではないであろうか?

Gブドウ種類=レンベルガー
商品名=99北海道レンベルガー(赤)
醸造所=北海道ワイン
価格=2940円
★素直な味。
「おたる2000ピノノワール」に近い味。ブドウは違うのだが、醸造所は同じなので、醸造所の趣味か?
前2品が、タンニンしっかり系なので、軽く感じる。

Hブドウ種類=山ぶどう
商品名=木樽熟成えぞ山ぶどう
醸造所=はこだてわいん製造
価格=3360円
★ようやく、カベルネ香。しかし、なんと、これは山ぶどう!そっかぁ!なんだか納得。
色は茶の入った黒寄りの赤。
味はクスリっぽい。タンニンもある。つまり、今日一番、ボルドー・ワインに近い。

Iブドウ種類=セイベル13053
商品名=Ch.エコル・ド・モワノー(シャトー・すずめの学校)
醸造所=久保家
価格=売れましぇン。
★これが、我が"手造り"ワイン。
前回のビストロ「ル・プラ」での試飲会が失敗したので、恐ろしかった!
が、あれ、美味いぞ。
前回は冷やして飲んだ。今回は午前11時に冷蔵庫から取り出して、午後6時に飲んだ。
冷やすとこのワインは「漬物すっぱく」なるみたい。室温でOKなのか!
このワインが10品中、一番、ブドウの香りがした。
しかし、それはいわゆる「フルーティ」という意味ではない。そこんとこ、大事。
色?色素が強いね。他のワインがロゼに見える。
Hソムリエは「私の店にも置きたい」とのありがたいお言葉。
別の方は「色が一番ステキ」。ありがたい。


ま、そんなワケで、我が"手造り"酒は好評だった。
でもね、作者がいるんじゃ、悪口も言えないよな。すみません、反則でした。

参加者のKさんが、「私はやっぱり主婦ね。ワインだけ呑んだら分からない。
いい料理が出来たから、ワインでも呑んでみようか、というのが正しい飲み方よね。」
そのとーり!
総じて、北海道のワインは飲みやすくするために、
甘く、スムースにしすぎじゃないだろーか!?
デパ地下の主婦向けのマネキン販売であれば、それでもいいだろうが、
料理に合わせて、長く付き合うのであれば、もっとヘンテコリンでもオッケーよ!

★つまり、これって、ワインにおける、言文一致運動!だと、思います。
だから、まず、北海道の料理(刺身やカニも含めて)に合うワインを造る方向が、
普及への近道・・・。どーですか、H専務?

「黎明期」のジレンマ克服のために、今度はフルコースを楽しみながら、あと10本!

ごめんなさい。
さようなら。


落語★『古今亭志ん朝』 2001,8,23
落語が好きだ。
でもさ、イナカに住んでいるので、なかなか古典を生で聴けない。

談志がスゴイ、と・ヒトは言う。
あたしゃ、どーも、好きになれないねぇ。
形ができあがっているから、「芸」なの?
「うそぶく」姿が「反逆」なの?
ウソだろ?

円生が、私には一番しっくり・くる。
でもさ、生で見てないんだよね。

志ん朝が、私が生で見た落語家で、一番だ。
彼のオヤジの志ん生よりも、いいんとちゃう?

ある時、さげ(=オチ)で、
「共産党に入っちゃったとさ」とゆーのがあって、
朝日新聞札幌支社が会場の客席を戸惑わせたっーのに遭遇したことがある。
そんな「ゆらぎ」的毒は、なかなかテレビじゃあワカランが、彼の色気は伝わるだろう。

そんな志ん朝が、急性肺炎のために、年内の活動を全てキャンセルしたそうだ。
昭和13年生まれじゃん、兄貴は若死にしたが、まだ若いぜ。
心配である。
復帰は来年の春以降だ・そーだ。


ロック★『コーネリアス「Point Of View Point」』 2001,8,22
寝ようと思っていた真夜中、NHK−BS2にて、コーネリアスの新曲ビデオ・クリップが放送。
映画『猿の惑星』も上映中だし、ついに!

毎回、新鮮なアイディアを用意している彼だが、
今回は「想像力の範囲内」の第一印象。
ビデオも、人ゴミをアリの集団に比喩するなど、エイゼンシュタインなみのアナクロ・メッセージも・アリ。

しかし、それでも・浮遊感。
聴いていて気持ちイイのは否定できない。
それだけでイイとゆー意見もあるだろー・が。

「毎回、新鮮なアイディアを用意」しなくてはならないプレッシャーは、
まるでこの「日記」8月19日の『1985年問題』に通じる。

だから、むしろ、活動を再開したことを喜び&歓迎したい。

「再開」?えっ?
実はこの間、アメリカなどで100本のライブをしていたって?
う〜ん。どーも・すみません。
とにかく、10月のフルアルバムに、チョー期待。

★下記は、コーネリアスのインフォメーションの転載。




コーネリアス、なんと4年ぶりのリリース決定!

オフィシャルサイトもオープンしたよ。
いよいよコーネリアスが本格再始動!
実に4年ぶりとなるシングル「Point Of View Point」を9月5日にリリースする。
さらに同日、彼も参加したコンピレーションアルバム「Prego!2001〜night performance」がリリースされるほか、
10月3日にはシングル「Drop」、
同月の24日には待望のニューアルバム「Point」がリリースされる予定。
また、今回の再始動に際してオフィシャルサイトもオープン。
彼の最新情報はここでチェックするべし!!

<コーネリアス公式サイト>



ロック★『1985年問題』 2001,8,19
今日は、元クリームのジンジャー・ベイカーの誕生日。

先日、某ドラマーと酒を飲んでいたら、
1985年のPIL『アルバム』に、ジンジャー・ベイカーとトニー・ウイリアムスがドラマーとして参加していた・という。

恥ずかしいが、当時、私はトニーを知らなかった。
トニーと言えば、最近、このホーム・ページで話題のジャック・デジョネットの直前に、
マイルス・デイヴィスのバンドにいた1960年代のジャズ・ドラマーのカリスマだ。

まるで、同時期のロックにとってのジンジャーと同じ。

この『アルバム』には、坂本龍一も参加しているし、
ここらへんは、スター=プロデユーサーのビル・ラズウェルの「計算」であろーね。


1985年、ロックの歴史は止まった。
21世紀の評論家は1985年以降の80年代後半は、
プリンス、マドンナ、マイケル・ジャクソンの「御三家」の時代であったと記録するであろう。

1985年、日本でも、スターリンが解散し、
あのバンドの下手な方のギタリストが戦線離脱した。


『アルバム』のトニーは、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナム的な、
低音をためたハード・ロックなドラムを叩いている。

PILは『フラワー・オブ・ロマンス』以降、
ドラムの革新をしたので、ドラムには意識的であった・はず・なのだが。

アルバムを出すたびに新鮮な実験をしていたPILだが、
『アルバム』で自己模倣のコンサバに落ち着いてしまった。


料理人★『村上信夫、三国清三』 2001,8,17
スターの条件に、「ナルシストであること」とゆーのも・あると思う。
さしずめフランス料理界の村上信夫(帝国ホテル料理顧問)と、
三国清三は、スターだ。

今、日本経済新聞で村上信夫の自伝『私の履歴書』、
北海道新聞の夕刊に三国清三の紹介記事『時代を翔る』が、それぞれ連載中だ。

同時期にこの二人の連載があること自体、面白い。

ご存知のように、小卒の村上と、中卒の三国は、帝国ホテルの先輩と後輩だ。
料理長だった村上をトイレまで三国は追いかけ、偶然をよそおって名前を憶えてもらった。

1990年8月にパレスチナから北海道に帰ってきた直後の私は、
札幌グランドホテルで行われた「三国清三フェア」に参加した。
その時のゲストが村上信夫で、二人の掛け合いは楽しかった。料理も、満足した。

1982年にフランスから帰国した三国は、1984年にレストラン「オテル・ド・ミクニ」を開店し、1990年の35歳の時にはスデにスターだった。

1990年、北海道のイナカ、沼田町に住み出した私は、同町に三国の兄嫁が住んでいるのを知り、知り合う。
三国は沼田町から車で1時間ほど西に向かったトコロにある増毛町の出身だ。

実は、三国を紹介する記事を書いている北海道新聞・東京社会部の記者、斉藤佳典は、私の知人。
かつて1983年に1年間、一緒にマスコミの勉強をした。
東京高田馬場にある「早稲田マスコミ塾」の第一期生だ。
これはモチロン、ただの偶然だが、マスコミ文章のお手本のような斉藤の記事も、デリシャスだ。

今日で村上「自伝」は連載16回目。1948年の結婚を書いている。
斉藤記者による、三国「記事」は今日で連載8回目。フジテレビ『料理の鉄人』に出演しなかった裏話が書かれている。

それぞれの連載の性格上、村上「自伝」は過去の貴重な記録であり、
三国「記事」は現在をジャーナリスティックに斬っている。
斉藤記者の東京、札幌、パリへの取材、取材人物の多さは記事の完成度に実っている。

そんなワケで、しばらくはスター料理人の連載の饗宴を楽しめるってこと・さ。


小説★『マルセル・プルースト「失われた時を求めて」』 2001,8,16
20世紀の全ての読書人は『失われた時を求めて』を読書中である。
……と、言うセリフを聞いたコトがある。
つまり、ミンナが読みたいが、途中で投げ出した=読書中ってことである。

1996年に刊行が始まった鈴木道彦・訳は、読んでもらおうというサービスの努力に満ちている。
読みやすい訳文、比較的大きな活字、美しい装丁、親切(すぎる)注。
決定的なのは、ストーリーを最初からバラスことすら、読ませようという手段に使っている。
筋をバラスのは、本来、禁じ手だけど、
この小説の魅力は「筋」を超越したところにあるらしく、ある意味、過激な方法論だよね。

「構造」の設計図を明らかにして、物語を楽しむよりも、研究を楽しむ。

で、私も、「読書中」だ。
アスティ・ワインとか、画家コローとか、20世紀初頭のパリの風俗の固有名詞がウレシイ。
これって、村上春樹や田中康夫の手法を思わせるよね。

ってゆーか、この小説は元々、文芸評論を母親に書簡風に書いたものだったそーだ。
だから、当時のリアル・タイムの固有名詞がボカスカ出てくる。

評論を書いていたら、それがそのまま20世紀を代表する小説になっていたのなんて、
なんだか、チョー、ポスト・モダン的!


って、ワケで、これからチビチビ、読みつづけます。


歴史★『8月15日』 2001,8,15
8月15日って、何だべ?

1769年 ナポレオン・ボナパルト、生まれる。

1785年 『あるイギリス人アヘン吸飲者の告白』の著者、トーマス・ド・クウィンシー、生まれる。

1888年 アラビアのロレンス、生まれる。

1945年 日本の天皇がラジオにて敗戦を認める。

1958年 バディ・ホリーが結婚。翌年2月に事故で死ぬ。

1965年 ザ・ビートルズ、ニューヨークのシエア・スタジアムでライブ。

1969年 ニューヨーク州のウッドストックで、45万人を集めてロック・フェスティヴァル。


■この国では、1945年が「特別」に記憶されている。
小泉総理大臣の「靖国参拝」が「問題」になる。しかも、8月15日をめぐって。

・反戦論8月だけのタナオロシ   〜『句集・久保元宏歳時記』より

■戦争で死んだら、「カミサマ」にしてやるから、死ににいっといで。
↑と、いう欺瞞の具体的な裏づけが、物理的存在としての「靖国神社」だ。
ですから、戦争当時は、死んだヤツラに対してよりも、
これから死にに(=殺されに)行くヤツラに対してのアピールの比重のほうが大きかったと・思う。

■極めて抽象的な「精神論」を、
「ヤスクニ」によって具体的にでっちあげたプロデューサー能力は、コムロ(←古い?)以上だ!

■また、不思議なのは今回の「問題」で取り上げられる「国外の反応」は、中国と韓国ばかり!
日本は、もっと広い範囲でワルサしたのにね。
たとえば、台湾の反応は報道されない。
これって、今回の「問題」がクリントンからブッシュに変わったアメリカの政治地図の、
中国共産党のけん制が背景にあるから、アメリカ寄りの台湾は、無視?
おい、おい。
どこが「死者」をめぐる議論だ!

まぁ、ほかにも、ミャンマーや、ガダルカナル、イギリス、フランスは、
「ヤスクニ」をどー思ってるの?
特に、パール・ハーバーのジジイこそ、反対すべきなんじゃあないの?

■だいたい、コイズミも、同じ厚生族のハシモト元総理の票をくすねるための、
遺族会へのリップ・サーヴィスなんだろ?

■民主党だって、ウルトラ右翼もいる党なのに、ヘンなコメントが多いよね。

■自由党なんて、「方法」しか議論できない。

■キョウサントウって、どーして説得力が無いんだ?

■「政治とは妥協だ」と、マスゾエ。お前の偽善的なバカづらが、一番、キモチワルイ。

■みんな、きたネぇーよな。
「憎みあうバランス」で、もうけているヤツラばかりだ。

■戦争で死んだのは、若いやつらばかりだ。
能天気に「バンザーイ」と送り、生き残った年寄りも、今や老衰でミンナ死んだ。
だから、せめて、遺族年金で私服を肥やしている”天下り”にミサイルを。

戦死者本人の意思とは別に、
「安心して殺されておいで。そーすれば、君もミンナと同じカミサマになれるよ」と、
死人に口が無いことをいいことにアピールしてきたシステムよ、さようなら。


講座★『権力と短歌―近代以降の権力の歴史と言語表現』 2001,8,11
今ごろ、やってんだろーな。チキショー、行きたかった。
ってゆーのが、表題の講座『権力と短歌』。
北海道学園大学の大学院生らによる「第1回現代短歌研究会」だ。
本日の午前11時〜午後5時。つまり、イマやってるのよ。

発表は大学院生と、若手歌人、文芸評論家ら。
研究発表の演題の一部、

・石川啄木とテロリズム
・寺山修司における国家像
・呪縛と越境―在日朝鮮人の短歌

どーだ!
よだれが出るテーマじゃんか!
ただし、どこのウマのホネが発表するか・ワカラン。
でもね、
テーマにだまされて、フラフラと大学まで聴きに行くなんて、夏の一日のイカシタ=イカレタ過ごし方じゃんか!
しっかし、イマドキの学生の選ぶテーマか、これ?
私は好きです。が。

しかも無料だしね。

北海学園には、野坂幸弘ってゆー教授がいて、
最近、『視覚の螺階 昭和文学私論』なぁ〜んて本も出してやがる。
ちょっと、注目の大学だね。
札幌大学の山口昌男学長にシゲキされたか!?いっそ、インター・カレッジ制度で、つながっちゃえ!

北大の神谷光信も、よーやく『評伝 和田徹三』を完成させたし、北海道、イケてるんじゃない?


名前★『The BEATLES』 2001,8,10
前世紀、最も優れた表現者集団であった、ザ・ビートルズ。
彼らのバンド名の名付け親は、もちろん、ジョン・レノン。
1959年にシルヴァー・ビートルズと付け、1年後にビートルズとなった。

■カタカナで「ビートルズ」と書いていてもピンとこないけど、
問題は英単語の「つづり」。
カブトムシのBEETLEじゃなくて、BEATLES。

初期のジョンの有名なインタヴューに、こんなのがある。

インタヴュアー「何故、BEETLESではないのですか?」
ジョン「ある日、ぼくが海を見ていたら、海の中から人が立ち上がり、
ぼくを指さして『おまえはビートルだ!二番目のEをAに変えたビートルだ!』と言うのです。
ぼくは、その人を尊重して、ぼくたちをザ・ビートルズと呼ぶのです。」

ゲラゲラ。

BEETLESと考えたのはデビュー前のベーシスト、故スチュワート・サトクリフだ。
スペルを変えたのが、ジョン。

私は最初はロックのビート(BEAT)とのシャレだと思った。
後に、アメリカの現代詩のビート(BEAT)族が語源だと知り、おそれいった。


以上は、私でも中学生までに得た知識。ビートルズのフアンであれば、全てジョーシキ。

んで、
先日、音楽評論家の天辰保文のエッセイに、こんなのがあった。

■ビール・ストリートと言えば、BEER。飲むビール。
同じビール・ストリートでも、BEALEとつづる通りがある。
ライブハウスが建ち並び、ブルースが、その歴史とともにあふれる通りだ。
その昔、店のひとつで働いていた男は、
ビール・ストリート・ブルース・ボーイと客に呼ばれ、
後にB.B.キングと名乗るようになった。


げげっ。
これを当時のレノンが知らないワケないよね。

つまり、
スチュによって投げられた「BEETLES」というネタに、
レノンが、
BEAT=音楽の激しいリズム、
BEAT=アメリカの現代詩のムーヴメント、
BEALE=メンフィスのブルース、
などをミックスして、
BEATLESにしたのか!?

さらに、まだ隠されているコトバがあったりして?

よくジョンとルイス・キャロルの比較がされるけど、
言葉遊びの天才として、答えがヒミツのナゾは歌詞を含めて、まだまだタクサンあるんだろ〜ね。
でも、本人に聞くと、
「いや、それは海から男が出てきて……」と、きっと、はぐらかすんだよね。


民族★『ケルト』 2001,8,9
先日、古本屋で雑誌『スタジオ・ヴォイス』1995年12月VOL.240を買った。
相変わらず、エッジーすぎる特集に、優れたエディトリアル・デザイン。
もう6年も前なのねぇ〜。

特集のきっかけは、鶴岡真弓『ケルト/装飾的思考』(←名著!)なんでしょーが、
それをコアにして、フラクタルに広がる編集は、やっぱサスガ。

1934年のアイルランドのドキュメンタリー映画『アラン』の緊張感あふれる映像も忘れないが、
その映画すら、しっかり・この雑誌はホローしている。あなどれない。

もち、読者層をマーケティングして、音楽ネタにもページが割かれている。
「ケルティック・ディスク・ガイド50」とゆー50枚のCD紹介の見開き2ページには、
ビル・モンローやイワン・マッコールといったマニアの定番から、
出版当時のトレンド歌手、メアリー・ブラック、エンヤも押さえ、
ロック原始人の我々には必須のヴァン・モリソン、コステロ、U2。
意外なラインナップが、PIL、シン・リジー(!)。

んでも、
「ヴァン・モリソンをイエイツとすれば、
コステロは間違いなくジョイスだ」という大島豊の文章なんかに触れると嬉しくなっちゃうんだよね。

で、先週の朝日新聞の「今月の10枚 ポピュラー・海外編」で、あーららら。
青木啓が、「郷愁のケルティック・ピアノ」を紹介しているし、
東郷かおる子女史は、元クラッシュのジョー・ストラマーの新作『グローバル・ゴー・ゴー』
(このタイトル、ちょっとサミットにニアミスだぜ、ジョー!)
を「ケルティックな感覚にレゲエのノリを加えた」と評している。

この決して大きくないスペースのレヴュー・コーナーに、
2回も別の名義でケルトに触れられているって、偶然以上だよ、コレ。


まぁ、そんなワケで、
クロフツのミステリー小説で一気にディープな興味を持たされたケルト、
憧れのベルファスト航路〜、まだまだ続く雑学人生。



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