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パラパラ・・・村上 春樹 ガザからの手紙には。パ レスチナを めぐる冒険


text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2009年2月17日 4:14Am)

2009年2月15日、作家の村上春樹がイスラエルの文学賞『エルサレム 賞』を受賞し、
エルサレムでの授賞式であいさつをした。

I chose to speak here rather than say nothing.
僕 は何も言わないことよりも、むしろ、ここで伝えることを選んだのだ。

翻訳;うぇ〜ん!久保AB-ST元宏
So I have come to Jerusalem. I have a come as a novelist, that is - a spinner of lies.
やれやれ。少なくとも僕はエルサレムに やってきた。
しかも、作家として。つまり、をこじつけるプロとして。
そして、それが僕だ。

Novelists aren't the only ones who tell lies
もちろん、作家だけが嘘をつくわけじゃな い。
- politicians do (sorry, Mr. President) - and diplomats, too.
政治家も、そうするし。あ、大統領閣下、 ごめんね(がくっ。)。
あと、外交官だって、そうだ。
But something distinguishes the novelists from the others.
しかし、作家の嘘と、みなさんの嘘はどこ かが違う。
We aren't prosecuted for our lies: we are praised.
僕たち作家の嘘は起訴されない。むしろ、 称賛される。
And the bigger the lie, the more praise we get.
しかも嘘が大きいほど、作家はより称賛さ れるのだ。そういうことだ。
パレスチナをめぐる冒険。
シモン・ペ レス大統領のとなりで。

ここで手を伸ばさないとしたら、自分を馬鹿にしてることになるって思ったの。
エルサレム の市長から渡される。
The difference between our lies and their lies is that our lies help bring out the truth.
作家の嘘と、やつらの嘘との違いは、作家 の嘘は真実を導くことを助ける点だ。
It's hard to grasp the truth in its entirety - so we transfer it to the fictional realm.
真実をぜんぶつかむことは難しい。だか ら、作家は嘘の世界にそれを移してつまみあげるのだ。
But first, we have to clarify where the truth lies within ourselves.
しかしまず、僕たちは自分の内面のどこに 真実があるのかをはっきりとさせなければいけない。

Today, I will tell the truth.
今日、僕は真実を語ろうと思う。
There are only a few days a year when I do not engage in telling lies.
僕にだって嘘をつかない日が、年にほんの 数日ぐらいはある。
Today is one of them.
今日が、その日だ。
モテてると、その「臆病」を隠せる幅が拡がるし、いい訳とはバレないだけの逃げ込む場所を創るのに成功しやすいから。
「どーも、 どーも。」

パレスチナ人を殺すために。
ただれたよ うな、火傷をしたような太陽。
When I was asked to accept this award,
そもそも僕が受賞の打診を受けたとき、
I was warned from coming here because of the fighting in Gaza.
もし受賞すればイスラエルのパレスチナ攻 撃を僕が支持することになると、反対された。
I asked myself: Is visiting Israel the proper thing to do? Will I be supporting one side?
僕は自問した。イスラエル訪問は正しいの だろうか?
僕 はイスラエルのパレスチナ虐殺を
支 援することになるまいか?

I gave it some thought. And I decided to come.
僕は何度も何度も考えたんだ。そして僕 は、ここに来ることを決心した。
Like most novelists, I like to do exactly the opposite of what I'm told.
たいていの作家がそうするように、僕は忠 告とは正反対のことをするのが好きだ(笑)。
It's in my nature as a novelist.
それこそが作家としての僕の本能なんだ。
Novelists can't trust anything they haven't seen with their own eyes or touched with their own hands.
作家と言う生き物は自分の目で見て、自分 の手で触れたものしか信じることはできないものなのだ。
So I chose to see. I chose to speak here rather than say nothing.
だから僕は見ることを選んだわけだ。僕は 何も言わないことよりも、むしろ、ここで伝えることを選んだのだ。

So here is what I have come to say.
つまり、僕が言うためにわざわざやってき たものが、ここにはある。

そ れが何か?って?
その答えは、僕のこのつたないスピーチの最後に種明か ししちゃおう。
それまで、もう少しの間、僕のめんどくさい、あいまい な、真にムラカミ・スタイルの話に付き合って欲しい。
If there is a hard, high wall and an egg that breaks against it,
堅くて高いと、その壁にぶつかって砕けるがあったとしよう。
no matter how right the wall or how wrong the egg,
たとえどんなに壁が正しくて、どんなに卵 が間違っていようとも、
I will stand on the side of the egg.
僕 は卵の側に立つ。そういうこと だ。
彼とのことは、私の人生でも、最重要なことの一つだから、話せたらいいなって思っていたの。
手を大きく 動かしてのスピーチ。

今日はお休みなので、久しぶりにうさぎの部屋と、フライジャル。
フライジャ ルたち。
Why? Because each of us is an egg, a unique soul enclosed in a fragile egg.
なぜか?だって、僕らはばらばらの1個の 卵だから。
ひとつひとつ違う個性的な魂は、壊れやす い卵の殻の中に入っているのだから。
Each of us is confronting a high wall.
僕らはそれぞれの立場でだけど、高い壁に 直面している。
The high wall is the system.
高い壁とは、つまり、そうだな、「制 度」。

I have only one purpose in writing novels,
僕が小説を書く目的なんて、たったひとつ しかないんだ。
That is to draw out the unique divinity of the individual.
それは、読者ひとりひとりの孤独の中に潜んでいる
個 性的な本質を引き出すこと。
To gratify uniqueness.
ひとり、ひとり、違うままに素敵でいてほ しい。
To keep the system from tangling us.
僕らを巻き込もうと狙っている「制度」から逃げるんだ。
So - I write stories of life, love.
だから僕は命の物語を書くんだ、分かって くれるかい。
Make people laugh and cry.
みんなでみんなを笑わせ、そして泣き叫ぼ うじゃないか。
一方、ローマで14日まで開かれていた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の閉幕後に記者会見した中川昭一財務・金融相の様子がおかしかった。終始ゆっくりとした口調で、言葉は途切れがち。時折ろれつが回らなかったり、眠そうに目を閉じたり。体調不良だったのか原因は分からないが、明らかに普通ではない様子に周囲の政府関係者も心配げだった。 
英語で15 分。

おなじみの顔になりました〜♪
人気者♪
We are all human beings, individuals, fragile eggs,
僕たちみんな同じ人間さ。ばらばらで孤独 で、すぐに砕け散る卵なんだ。
We have no hope against the wall: it's too high, too dark, too cold.
それなのに壁はあまりにも高く、あまりに も暗く、あまりにも冷たい。
僕らには、壁に歯向かう希望なんてありや しない。
To fight the wall, we must join our souls together for warmth, strength.
壁と闘うために、僕らは魂をひとつにして 暖め合い、強くならねばならない。
We must not let the system control us - create who we are.
僕 らは「制度」にコントロールされてはいけない。
だっ て、それを作ったのは僕らなんだから。
It is we who created the system.
もう一度、言おう。「制度」を作ったの は、僕らなのだから。

I am grateful to you, Israelis, for reading my books.
僕の本を読んでくれているイスラエル人に 感謝している。
I hope we are sharing something meaningful.
僕たちは何か重要なものを共有しているからこそ、
同 じ本を求め読むのだと思いた い。
僕の好きな本を、君も好きなんだ、とい う、うれしさ。
少なくとも、
君は僕の本を読んでいる。
君は僕の本を求めている。
僕らは重要なものを共有しているんだ。
同じ本を求めているということは、君を求 める、ということ。
つまり、
You are the biggest reason why I am here.
君そのものが、僕が今ここにいる最大の理 由なんだ。
ああ、小説を書くなら、私はここを越えたものを書かなくちゃらないんだな(笑)厳しい笑笑
翌朝、走っ たのかな?

書物をめぐる冒険。
久保の書斎。村上春樹は ほとんど全部読んでいる。
うぇ〜ん!村 上春樹が受賞した「エルサレム賞」は、
2年に一度、個人の自由を表現した作家に贈られる。
村上春樹は日本人として初めて受賞した。

授賞式への参加をめぐって、日本国内で、
イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃を非難するために
授賞式をボイコットするべきだという声もあった。
なにしろ、約500人もの子供を含む1300人を超えるパレスチナ人が
つい最近、イスラエルに大量虐殺されたばかりなのだから。
大阪の民間団体ガザからの手紙には。「パレスチナの平和を考える会」
ホームページに公開書簡を掲載し、受賞の辞退を求めたのだ。
欧米などから集まった賛同者約800人の署名を、村上春樹に渡したいという。
同会はホームページ上に、村上春樹への公開書簡として、
同賞は「社会における個人の自由」への貢献を讃えるもの
としているが、イスラエルがガザで行った虐殺などは
賞の趣旨に反する、などとした文書を掲載している。
同会の役重善洋(やくしげ・よしひろ)事務局長は
「国際的に有名な村上さんの受賞は、
イスラエルの戦争犯罪を隠し、免罪することにつながる」と
懸念していた。

この賞は過去に、バートランド・ラッセル(イギリス)、
ホルヘ・ルイス・ボルヘス(アルゼンチン)、
アーサー・ミラー(アメリカ)などが受賞した世界的な権威。
同時に受賞作家の政治的発言も注目されてきた。
2001年には記念講演でスー ザン・ソンタグ氏が、
2003年の受賞者アーサー・ミラー氏は
授賞式に出席する代わりにビデオスピーチで、
それぞれイスラエルのパレスチナ政策を批判した。
村上春樹のスピーチも将来、
彼ら同様にそのたび思い出されることだろう。

私は1980年6月1日に彼のデビュー作『風の歌を聴け』を
読んでから、ずっと読み続けてきた。
デビュー当時の彼は、「社会的発言をしない。内向的すぎる。」と批判された。
しかし、イスラエルの大統領のとなりに座る彼の姿を観て、
その立場を最大限に利用した今回の発言を聞き、
驚いた古いファンも多いことだろう。
私は、そのタフな闘いに 希望を感じた。
日本人のスピーチがこれで二日連続、世界中に配信されたわけだ。
もちろん、その前日、14日にローマでの中 川昭一財務・金融相の、それと。
この二人の日本人の違いは何なんだろう。

イタリアは赤やら、白やら。イスラエルでは希望やら、プライドやら。
めざめよ、ニッポン。

Mr.TERA got those worried blues♪ Lord, I'm a-going where I never been before♪
text by うぇ〜ん!久 保AB-ST元宏 (2009年2月27日 5:55Pm)

村 上春樹氏のイスラエルでの記者会見は僕も非常に興味を持って、

■ほんと、今回の村上スピーチはすばらしい。
加藤典洋が最新評論集『文学地図 大江と村上と二十年』(朝日新聞出版)で、
大江健三郎と村上春樹という現代日本文学を代表する国際作家がまったく交流していない点を指摘し、
それでもお互いがインディビジュアリストから出発し、
大江は『ヒロシマ・ノート』以降、村上は『アンダーグラウンド』以降、社会発言を行うようになったという共通点の多さも指摘しているけれど、
今回の村上スピーチは、大江のノーベル賞スピーチと比較されて今後、何度と無く語られることになるね。
こうなれば、年内には大江と村上の対談がどこかで読めそうだな♪
それが吉本隆明との鼎談になったら、大興奮だけど(笑)。どこかの新聞社か出版社、テレビ局かネット・ラジオでもいいから、企画してほしい〜!
村上も還暦だし、いよいよ日本文学の堆肥が発酵を始めたよ うな感じ♪
■村上がスピーチの中で「壁」を象徴に語っているけれど、私がパレスチナへ行った1990年、ちょうど東西ドイツの壁が崩れたあとの時期で、
テルアビブのホテルで、ベルリンの壁崩壊の大イヴェントのニュースを見た。
ピンクフロイドが彼らのコンセプト・アルバム『ザ・ウォール』の曲を巨大な白い壁をステージに作って演奏しているのが印象的だったなぁ。
壁は20世紀的存在だけではなく、21世紀に入ってからも、パレスチナにもエジプト側に壁が作られたし、
そうイメージを広げることが可能な今回の村上スピーチは、さすがに重層的だね!

>いろんな記事をネットで読んだけど、共犯新聞の記事が一番よかった。

■彼のスピーチは2009年2月15日に行われ、私はその第一報を日本時間2月16日のサニー・アフタヌーンに、北海道新聞の夕刊で知った。
「村上春樹」と「パレスチナ」と言えば、私のキーワードでもあるので、キーワードが交差したのならば『共犯新聞』で取り上げない理由は無い、とまず想っ た・わけ。
さらに、その短い記事を読むだけでも、このスピーチはかなり重要だ、とスグに気がついた。
で、まずは全文を英語の原文で読みたいと ネットで探しまくったけれど、スピーチの直後なのか、2月16日の時点では世界中のネットにはまだ登場していなかった。
だから、私が『共犯新聞』にこの記事をUPしたのは、2009年2月17日 4:14Amなんだけれど、作業としてはネット上で全文を探すことにほとんどの時間をついやしたのだぁ〜。
私が今回の『共犯新聞』用に訳するために引用した、たぶんア ラブ系の通信社のHPの原文もほんの一部で、
たとえば、「壁の側に立つ 文学者に何の価値があるというのだ。」とゆー決まり文句すら無かったので、なんだか、さびしいんですが (がくっ。)。
まぁ、もうあれから10日以上が過ぎているので、村上春樹「エルサレム賞」授賞式講演全文も よーやく読める。
たとえば私が読みたかった「壁の側に立つ文学者に何の価値があるというのだ。」の原文は、
「But if there were a novelist who, for whatever reason, wrote works standing with the wall, of what value would such works be?」だ。
なぁ〜るほど。原文では文学者その人よりも、作品について言ってるのね。書き手よりもテクストを重視する(?)村上春樹らしいレトリックだ。
原文を読む必要とは、こんなとこでも分かるな。
■今回、改めて全文を読むと、彼が父親について語っている部分がある。
スピーチ直後はこの部分はまったく報道されなかったけれど、村上文学を研究する立場であれば、全ての中でここがもっとも重要だろう。

 私の父は昨年、90歳で亡くなりま した。父は元教師で、 時折、僧侶を していました。
京都の大学院生だったとき、徴兵され、中国の戦場に 送られました。
戦後に生まれた私は、父が朝食前に毎日、長く深いお経を上げているのを見るのが日常でした。
ある時、私は父になぜそういったことをするのかを尋ねました。
父の答えは、戦場に散った人たちのために祈っているとのことでした。
父は、敵であろうが味方であろうが 区別なく、「すべて」の戦死者のために祈っているとのことでした。
父が仏壇の前で正座している輝くような後ろ姿を見たとき、父の周りに死の影を感じたような気がしました。

 父は亡くなりました。父は私が決して知り得ない記憶も一緒に持っていってしまいました。
しかし、父の周辺に潜んでいた死という存在が記憶に残っています。
以上のことは父のことでわずかにお話しできることですが、最も重要なことの一つです。


■村上春樹はデビュー直後の1980年発表の「中国行きのスロウ・ボート」に代表されるように、時に中華街を利用するなどして中国が小説に登場することが 多い。
それは、おしゃれな神戸の高級住宅街出身でビーチ・ボーイズと缶ビールの小説家として登場したのだから、当初は微妙なエスニック感覚だった。
それが、1994年発表の賛否両論渦巻いた長編『ねじまき鳥クロニクル』で、
1939年のノモンハン事件を執拗に描いたとき、長年の愛読者の多くは彼の内部に潜む中国「問題」に気がつかされたと思う。
この作品が発表された当時、文芸評論家の富岡幸一郎は日本経済新聞に、
「かならずしもオトギ話めいたファンタジーの味わいではない。
もっと残酷な、或る深い喪失感が漂っている。」
と書評を書いたけれど、まさに、この直感は「父が朝食前に毎日、長く深いお経を上げている」姿を見続けた少年が持つ感情を見抜いていたと私は思う。
『ねじまき鳥クロニクル』発表当時の否定的な書評は、
「謎が解決されずに、いたずらに謎が深まるばかりだ。それは、答えを描くよりも作家にとっては安易な逃げ道だ。」ってな感じのものだったと私は記憶してい る。
私にとっては少年時代に読んだマンガ、石森章太郎『幻魔大戦』や『サイボーグ009 天使編』が、膨らますだけ膨らませて連載が打ち切りになった苦い経験 を思い出させるものだった(笑)。
だから、実は私にとっても、当時の否定的な書評は同意できるものだった。
しかし、村上春樹の父が中国の戦争で想像を絶する体験をされたことを知った今、ましてや、父が僧侶でもあった(!)と告白された今、
「謎が解決されずに、いたずらに謎が深まるばかり」なのにも、大きな説得力がともなって見えてくる。
そんな意味からも、今回のイスラエルでの彼のスピーチは重要なのだ。
■あと私の「駄訳」だけど、朝4時過ぎまでかけて訳した翌朝、読み返すと、うっかり私の下訳をそのまま掲載した箇所が中ほどに二つあった(笑&が くっ。)。
私は自分が書くときは一人称を「私」にするんだけど、今回は村上文体を模写しようと思ったので(笑)、「僕」とすべきところを、まだ「私」のままだった〜 (がくっ。)。
で、それを読み返すと、最後の書物と共有の関係についての 言葉が全体を貫く大きなメッセージになっていると気がつき、改めて最後の段落を膨らました。
ここ

So here is what I have come to say.
つまり、僕が言うためにわざわざやってきたものが、こ こにはある。
そ れが何か?って?
その答えは、僕のこのつたないスピーチの最後に種明か ししちゃおう。
それまで、もう少しの間、僕のめんどくさい、あいまい な、真にムラカミ・スタイルの話に付き合って欲しい。

と、
ここ

I am grateful to you, Israelis, for reading my books.
僕の本を読んでくれているイスラエル人に感謝してい る。
I hope we are sharing something meaningful.
僕たちは何か重要なものを共有しているからこそ、
同 じ本を求め読むのだと思いた い。
僕の好きな本を、君も好きなんだ、という、うれしさ。
少なくとも、
君は僕の本を読んでいる。
君は僕の本を求めている。
僕らは重要なものを共有しているんだ。
同じ本を求めているということは、君を求める、という こと。
つまり、
You are the biggest reason why I am here.
君 そのものが、僕が今ここにいる最大の理由なんだ。

の関係が面白い〜♪
日本での報道では、ガザ侵攻の批判が中心で、この部分の紹介はまだ『共犯新聞』だけ(笑)♪

>この記者会見に対しての世界の反響も追っかけていきたい。

■2月も月末になり、各新聞の文芸時評が出揃ってきた。
当然のように、村上春樹のスピーチについても多くが触れている。
なかでももっとも異彩をを放っているのが2009年2月25日付け朝 日新聞での斎藤美奈子の文芸時評だ。
そこで彼女は、
 ただ、このスピーチを聞いてふと思ったのは、こういう場合に「自分は壁の側に立つ」と表明する人がいるだろうかということだった。
作家はもちろん、政治家だって「卵の側に立つ」と いうのではないか。
卵の比喩はかっこいい。総論というのは、なべてかっこいいの である。」

と切る。
たしかに、ヘソマガリな視点だが、村上春樹自身がイスラエルで、
Like most novelists, I like to do exactly the opposite of what I'm told.
たいていの作家がそうするように、僕は忠告とは正反対 のことをするのが好きだ(笑)。
It's in my nature as a novelist.
それこそが作家としての僕の本能なんだ。

とスピーチしているのだから、斎藤美奈子の視点はかなり「作家」的「本能」だ。
また、この斎藤の視点については私も先週末に考えていた、
「感動」という罠
についてと同じ視点なので、またしてもその符合に驚いた。
このことについては私の先週末の行動の報告と合わせて、また近々『共犯新聞』1面トップに書くつもりだ。

>文学者、芸術家たちが物申す、きっかけになればいいですね。

■NY911米同時多発テロをきっかけに、ねじが巻かれたインターネット版『共犯新聞』だけど、
文学者の池澤夏樹宮内勝典もNY911をきっ かけにインターネットで情報発信を始めている。
池 澤夏樹は2009年1月23日付けの朝 日新聞における対談で、
 ミニマムなリアリティーの実感は、芥川賞の候補作からも感じます。
男と女は友達のままで恋人にはなら ない。世界観はないし主義主張もない。でも感情はたっぷりある。
「大いなる物語」なんていらないと 割り切って暮らしているんです。
公的な状況も私的に解釈するから、公憤の代わりに私怨(しえん)が炎上する。
イラク人質事件の高遠菜穂子さんらへ向けられた批判はその一例だったと思います。

と語っていた。
もちろん『共犯新聞』の立場は、「大きな物語」も、「小さな物語」も、両方とも、だ。

2011年21日 月曜日 7年前は、田中千博から癌の告白。 8Amの気温;12.1℃
50分歩いて髪ぐる&ぐる。傘を忘れ電話。
→100日雛で1050円かな。あとは日割りで一日単位で値段が上がっていく。2011年森でピストル。モンキーと兎。物語と詩人の恋。←6月3日(金)出会いがしら。